- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.04.06

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(54)“I would hate to think of this video circulating around the school.” 表向きの発言と真意が真逆な表現
“I would hate to think of this video circulating around the school.”
表向きの発言と真意が真逆な表現
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「このビデオが学校で出回ることは嫌だよ」です。
しかし、真意は「このビデオを学校内で出まわらせてやろうか」です。
インド系米国人の校長がインド企業の宣伝に出演したネット動画を見つけたチアリーディング部の先生が、不祥事で退職した元先生を学校の芸術活動の統制のポジションにつかせようと無理強いしたときのセリフです。
日本語でも表向きの発言と真意が真逆な表現がありますが、英語でも同じなのですね。
英語リスニングとしては、会話の状況から真逆のことを言いたいということを理解するところが難しいと思います。
語数が多いですが、語順通りに聞き取れるようにしたいものです。
英語スピーキングとしては、こういう高度な表現が使えるようにしたいものですが、会話の状況間で意味が反対になるという高度な表現なので、誤解される可能性もあり、日本人としては控えた方が良い気がします。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード4)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(53)“You will have control of all the arts programs.” “You will have control”(統括する)
https://www.eionken.co.jp/note/you-will-have-control-of-all-the-arts-programs/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(55)“I couldn’t agree with you more.” 「おっしゃる通り」
https://www.eionken.co.jp/note/i-couldnt-agree-with-you-more/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。