- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(489)キューバ危機を乗り越えた米国大統領ジョン・F・ケネディの名言 Change is the law of life. And those who look only to the past or the present are certain to miss the future.(世の中は常に変わっている)
“Change is the law of life. And those who look only to the past or the present are certain to miss the future.”
直訳は「変化は人生の法則だ。過去や現在だけを見ている人は、確実に未来を見逃すことになる」で、似た意味のことわざに「世の中は常に変わっている」があります。
ジョン・F・ケネディ(John Fitzgerald Kennedy)の名言 Change is the law of life. And those who look only to the past or the present are certain to miss the future.の意味
この言葉は、変化は常に起こるものであり、過去や現在にとらわれず、未来を見据えることの重要性を説いています。
変化は人生の法則:
世界は常に変化しており、何もかもが固定されているわけではないことを意味します。
過去や現在だけを見ている:
過去の経験や現在の状況に固執し、未来の可能性を見ようとしないことを意味します。
未来を見逃す:
新しいアイデアやチャンスを見逃し、成長の機会を逃してしまうことを意味します。
つまり、ケネディはこの名言を通じて、変化を恐れず、常に新しい可能性を探求していくことの大切さを私たちに伝えているのです。
なぜこの言葉が重要なのか
この言葉が現代においても重要視される理由は、以下の点が挙げられます。
グローバル化と技術革新:
現代社会は、グローバル化と技術革新によって急速に変化しています。変化に対応できなければ、生き残ることが難しくなる時代です。
問題解決:
社会問題や個人の課題を解決するためには、過去の成功体験にとらわれず、新しい視点やアイデアを取り入れることが重要です。
自己成長:
人は常に成長し続ける存在です。過去の自分にとらわれず、新しいことに挑戦することで、自己実現へと繋がります。
まとめ
ジョン・F・ケネディのこの名言は、変化を恐れず、未来に向かって進んでいくことの大切さを教えてくれます。この言葉は、私たちが自分の人生をより豊かにするために、常に心に留めておくべき教訓と言えるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
The only thing constant is change. (唯一不変なのは変化である。)
このことわざは、世界は常に変化し続けているという事実をシンプルに表しています。
You can’t step into the same river twice. (同じ川に二度と入れない。)
古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの言葉で、川の流れのように、世の中は常に変化していることを意味します。
The future belongs to those who prepare for it. (未来は、それに備える者のものだ。)
未来を予測し、それに備えることの重要性を強調しています。
Progress is impossible without change, and those who cannot change their minds cannot change anything. (変化なしに進歩はあり得ない。そして、自分の考えを変えられない者は、何も変えることができない。)
変化を恐れることなく、新しい考えを受け入れることの重要性を説いています。
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似た意味の日本語のことわざ
「世の中は常に変わっている」
例えば、技術の進歩や社会の変化など、私たちの生活を取り巻く環境は常に変化しています。このことわざは、そのような変化に対応し、新しい状況に適応していくことの大切さを教えています。
「古い考えにとらわれるな」
過去の成功体験や慣習にとらわれ、新しいアイデアや方法を受け入れようとしないことは、成長の妨げになることがあります。このことわざは、固定観念にとらわれず、柔軟な思考を持つことの重要性を説いています。
「未来を見据えて」
目先の利益や現状に満足せず、将来を見据えて計画を立てることが大切です。このことわざは、長期的な視点を持つことの重要性を教えています。
「変化を恐れるな」
変化は、必ずしも悪いことばかりではありません。変化の中には、新しいチャンスや成長の機会も含まれています。このことわざは、変化を恐れずに、積極的に新しいことに挑戦することを促しています。
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ジョン・F・ケネディの生い立ち
ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ、通称ジャック・ケネディは、アメリカ合衆国の第35代大統領として知られる政治家です。彼の生い立ちには、後の彼を形作った多くの要素が詰まっています。
裕福な家庭での誕生と教育
生誕: 1917年5月29日、マサチューセッツ州ボストン郊外のブルックラインで、裕福なアイルランド系カトリックの家庭に生まれました。
名門校への進学: チョート・ローズマリー・ホール、プリンストン大学など、名門校を次々と卒業。
ハーバード大学での活躍: ハーバード大学では優秀な成績を収め、卒業論文はピュリッツァー賞を受賞するなど、学業面でも才能を発揮しました。
第二次世界大戦と政治家への道
海軍兵役: 第二次世界大戦中、海軍に入隊し、太平洋戦線で従軍。
政治家としてのスタート: 戦後、下院議員、上院議員を歴任し、政治家としてのキャリアを築き始めます。
大統領選出馬: 1960年、民主党の候補として大統領選挙に出馬し、リチャード・ニクソンを破り、史上最年少の大統領に就任しました。
大統領としての活躍と悲劇
ニューフロンティア: 大統領就任後、「ニューフロンティア」と称し、宇宙開発、教育改革、公民権運動など、様々な分野で改革を進めました。
キューバ危機: ソ連との間でキューバ危機を引き起こし、核戦争の危機に瀕しましたが、外交交渉により危機を回避しました。
暗殺: 1963年11月22日、テキサス州ダラスで暗殺され、わずか3年3ヶ月の在任期間で生涯を閉じました。
ケネディが残したもの
ケネディは、若くして大統領に就任し、短い期間ながらもアメリカ社会に大きな影響を与えました。彼のカリスマ性と理想主義は、多くの人々を魅了し、今でも人々に語り継がれています。
ニューフロンティア: ケネディが提唱した「ニューフロンティア」は、アメリカ社会の改革と進歩を象徴する言葉となりました。
公民権運動: ケネディは、公民権運動を支持し、黒人差別撤廃のための法案を議会に提出しました。
宇宙開発: ケネディは、人類を月に送るという野心的な目標を掲げ、アメリカを宇宙開発競争の最前線に立たせました。
まとめ
ジョン・F・ケネディは、裕福な家庭に生まれ、エリート教育を受け、若くして大統領に就任したカリスマ的な人物でした。彼の短い生涯は、アメリカの歴史に大きな足跡を残し、今もなお多くの人々に影響を与えています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(488)米国建国に貢献したベンジャミン・フランクリンの名言 A slip of the foot you may soon recover, but a slip of the tongue you may never get over.(一言世を壊す)
https://www.eionken.co.jp/note/benjamin-franklin-c/
心に響く英語ことわざ(490)米国大統領だったセオドア・ルーズベルトの名言 It is hard to fail, but it is worse never to have tried to succeed.(何も挑まなければ、何も得られない)
https://www.eionken.co.jp/note/theodore-roosevelt-c/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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