- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(361)米国プロバスケットボールのスーパースターのコービー・ブライアントの名言 If you’re afraid to fail, then you’re probably going to fail.(失敗は成功の母)
“If you’re afraid to fail, then you’re probably going to fail.”
直訳は「成功は偶然ではない。それは努力、忍耐、学習、勉強、犠牲、そして何よりも、自分がしていること、または学んでいることを愛することによって得られるものである」で、似た日本語のことわざに「失敗は成功の母」があります。
コービー・ブライアントの名言”If you’re afraid to fail, then you’re probably going to fail.”の意味
コービー・ブライアント(Kobe Bryant)のこの名は、彼の厳しい自己研鑽と成功哲学を凝縮した言葉として広く知られています。この名言には、以下のような深い意味合いが込められています。
失敗への恐れは、挑戦を阻害する
この言葉の核となるのは、「失敗への恐れ」 です。多くの人は、失敗を恐れるあまり、新しいことに挑戦することを躊躇してしまいます。しかし、ブライアントは、挑戦しなければ何も成し遂げられない と考えていました。
失敗は成功の過程
ブライアントにとって、失敗は成功の過程 であり、決して恐れるべきものではありませんでした。むしろ、失敗から学び、次に活かすことこそが重要だと考えていました。
自信を持って行動することが大切
「失敗を恐れる者は、おそらく失敗するだろう」 という言葉は、自信を持って行動することの重要性 を訴えています。失敗を恐れて行動しなければ、何も成し遂げられないだけでなく、本来持っている能力を発揮することもできません。
挑戦と成長のマインドセット
ブライアントはこの名言を通して、常に挑戦し続けることと、失敗から学び成長するこの重要性を伝えています。これは、彼がバスケットボール選手として成功を収めただけでなく、引退後も様々な分野で活躍し続けた理由の一つと言えるでしょう。
この名言の解釈は、人によって様々です。 しかし、いずれの場合も、失敗を恐れずに行動すること と、挑戦し続けること の大切さを訴えていることは共通しています。
以下、この名言をより深く理解するための 補足情報です。
ブライアントの「マンバメンタリティ」:
この名言は、ブライアントが提唱する “マンバメンタリティ” の核となる考え方の一つです。マンバメンタリティとは、常に努力を続け、決して妥協しないという強い意志を持つことを意味します。
成功の裏にある努力:
ブライアントは、NBA史上屈指の成功を収めた選手として知られています。しかし、その裏には並々ならぬ努力がありました。彼は毎日早朝から練習を行い、常に自分のスキル向上に努めていました。
逆境を乗り越える力:
ブライアントは、キャリアの中で様々な逆境に直面しました。しかし、彼は決して諦めず、努力を続けることで困難を乗り越えてきました。
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似た意味の英語のことわざ
“Nothing ventured, nothing gained.”
直訳:「冒険しなければ、何も得られない。」
意味:リスクを冒さなければ、何も成し遂げられないという意味です。
このことわざは、失敗を恐れて挑戦することを避けていては、何も得られない という “If you’re afraid to fail, then you’re probably going to fail.” と同じ考え方を表しています。
“He who hesitates is lost.”
直訳:「ためらっている者は負ける。」
意味:チャンスを逃すのは、失敗と同じだという意味です。
このことわざは、決断を先延ばしにしていては、チャンスを逃してしまう という “If you’re afraid to fail, then you’re probably going to fail.” の教訓を別の側面から強調しています。
“Failure is the mother of success.”
直訳:「失敗は成功の母である。」
意味:失敗から学ぶことで、成功に近づくことができるという意味です。
このことわざは、失敗を恐れるのではなく、失敗から学び次に活かすことが重要 だと説いています。これは、”If you’re afraid to fail, then you’re probably going to fail.” の中でブライアントが述べている 「失敗は成功の過程」 という考え方と一致しています。
上記のことわざ以外
「Without risk, there is no reward.」
(リスクなくして報酬なし)
「Dare to fail.」
(失敗を恐れるな)など、挑戦と失敗 に関する英語のことわざはたくさんあります。
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似た意味の日本語のことわざ
「失敗は成功の母」:
失敗から学ぶことで、成功に近づくことができるという意味のことわざです。
「七転八起」:
何度倒れても立ち上がり、前に進むことの大切さを表した言葉です。
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コービー・ブライアント:バスケットボール界のレジェンドの生い立ち
コービー・ブライアントは、1978年8月23日にアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれました。父親のジョー・ブライアントは元NBA選手であり、母親のパメラはイタリア人でした。幼少期はイタリアで過ごし、6歳の時に一家はロサンゼルスに移住しました。
バスケットボールとの出会い
ブライアントは、幼い頃から父親の影響でバスケットボールに触れていました。8歳の頃には地元のチームでプレーを始め、その才能を早くから開花させました。高校時代にはローワー・メリオン高校に進学し、州大会で優勝するなど輝かしい成績を残しました。
NBA入りとロサンゼルス・レイカーズ時代
1996年、ブライアントは高校を飛び級してNBAドラフトに1巡目で指名され、ロサンゼルス・レイカーズに入団しました。新人シーズンから主力として活躍し、1997年にはオールスターにも選出されました。
シャキール・オニールとのコンビで、ブライアントはレイカーズを3度のNBA制覇に導きました。2006年には、平均35.4得点を記録して自身初の得点王に輝き、NBA史上屈指のスーパースターとなりました。
引退後
2016年に現役を引退した後も、ブライアントはバスケットボール界に貢献し続けました。アカデミー賞受賞短編映画「Dear Basketball」の製作や、娘のジアナ・ブライアントと共に女子バスケットボールチームの指導など、様々な活動を行いました。
コービー・ブライアントの功績と影響
ブライアントは、NBA史上最高の選手の一人として広く称賛されています。彼は生涯を通して5度のNBA制覇、2度のオリンピック金メダル、1度のMVP受賞など、数々の偉業を成し遂げました。
また、その卓越した技術と勝負強さ、そしてストイックな姿勢は、世界中のバスケットボール選手に大きな影響を与えました。彼の死は、バスケットボール界にとって大きな損失となりましたが、彼の功績と精神はこれからも人々に受け継がれていくでしょう。
コービー・ブライアント は、バスケットボール界のみならず、世界中の人々に多大な影響を与えた偉大な人物でした。彼の功績は永遠に語り継がれていくでしょう。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(360)ブラジルプロサッカーのスーパースターのペレの名言 Success is no accident. It is hard work, perseverance, learning, studying, sacrifice and most of all, love of what you are doing or learning to do.(地道な努力が実を結ぶ)
https://www.eionken.co.jp/note/pele/
心に響く英語ことわざ(362)アルゼンチンのプロサッカーのスーパースターのリオネル・メッシの名言 Sometimes you have to accept you can’t win all the time.(負けて学ぶ)
https://www.eionken.co.jp/note/lionel-messi/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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