- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ1
公開日
2025.04.02
更新日
2025.08.31

心に響く英語ことわざ(362)アルゼンチンのプロサッカーのスーパースターのリオネル・メッシの名言 Sometimes you have to accept you can’t win all the time.(負けて学ぶ)
“Sometimes you have to accept you can’t win all the time.”
直訳は「時にはすべてに勝つことはできないということを受け入れなければならない」で、似た日本語のことわざに「負けて学ぶ」があります。
リオネル・メッシの名言”Sometimes you have to accept you can’t win all the time.”の意味
アルゼンチン代表のサッカー選手、リオネル・メッシ選手(Lionel Messi)のこの名言は、メッシ選手が自身のキャリアの中で経験した数々の勝利と敗北、そしてそこから得た教訓を凝縮したものと言えます。メッシ選手は、バルセロナやアルゼンチン代表で数々のタイトルを獲得してきた一方で、チャンピオンズリーグ決勝での敗戦やワールドカップ制覇への道のりにおける挫折なども経験してきました。
この名言には、以下の3つの重要な意味合いが込められていると考えられます。
どんなに努力しても、必ずしも成功するとは限らない:
メッシ選手のような才能溢れる選手であっても、思い通りにならない結果に直面することはあります。この名言は、私たちに努力することの重要性をとともに、結果が必ずしも努力に比例するとは限らないという現実を教えてくれます。
敗北から学ぶこと:
負けることは決して悪いことではありません。むしろ、敗北から学ぶことこそが真の成長につながるのです。メッシ選手はこの名言を通して、失敗を恐れずに挑戦すること、そしてそこから学び成長することの大切さを伝えていると言えるでしょう。
謙虚さを忘れない:
常に勝利を求めることは重要ですが、同時に謙虚な姿勢を忘れてはいけません。メッシ選手は、どんなときでも自分の弱さを自覚し、努力を続けることの重要性を説いています。
メッシ選手の名言は、サッカー選手に限らず、すべての人々に当てはまる普遍的なメッセージです。人生においては、様々な困難や挫折に直面するものです。しかし、そのようなときでも諦めずに努力し続けること、そして失敗から学ぶことこそが、真の成功へと導いてくれるのです。
***
似た意味の英語のことわざ
“If at first you don’t succeed, try, try again.”
(一度でダメなら、何度でも挑戦しろ)
“Failure is the stepping stone to success.”
(失敗は成功への踏み台)
“It’s not about how many times you fall, but how many times you get back up.”
(転ぶ回数ではなく、立ち上がる回数が重要)
“The only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking. Don’t settle.”
(素晴らしい仕事をするためには、自分が何をすべきかを見つけ、愛さなければならない。まだ見つかっていなければ、探し続けなさい。妥協するな)
“It’s better to have tried and failed than to have never tried at all.”
(挑戦して失敗した方が、何も挑戦しないよりまし)
***
似た意味の日本語のことわざ
「勝つ馬に乗れ」:
成功している人に味方するという意味のことわざです。これは、必ずしも自分の力で勝ち抜く必要はない、という考えに基づいています。
「負けて学ぶ」:
失敗から学ぶことが大切という意味のことわざです。「Sometimes you have to accept you can’t win all the time.」と同様に、失敗を恐れないことが重要であることを教えてくれます。
「七転び八起き」:
何度倒れても立ち上がることが大切という意味のことわざです。どんな困難にも諦めずに挑戦し続けることの重要性を説いています。
「初心忘るべからず」:
初心を忘れずに努力することが大切という意味のことわざです。慢心することなく、常に努力を続けることの重要性を教えてくれます。
***
リオネル・メッシの生い立ち
リオネル・アンドレス・メッシ・クッチッティーニは、1987年6月24日にアルゼンチンの中央部にあるロサリオという街で生まれました。
幼少期
父親はホルヘ・メッシ氏で工場労働者、母親はセリア・クッチッティーニ氏で清掃員でした。
3人兄弟の三男で、兄二人と妹がいます。
5歳の時に、父親がコーチを務める地元のクラブでサッカーを始めました。
すぐに才能を発揮し、頭一つ抜け出た存在となります。
8歳の時に、スペインの強豪クラブであるFCバルセロナのスカウトから注目を受け、13歳でバルセロナへ移住しました。
バルセロナでのキャリア
バルセロナのユースチームでプレーを続け、順調に成長していきました。
2004年10月16日、17歳でトップチームデビューを果たしました。
2005年には、ラ・リーガ優勝、UEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献し、史上最年少での三冠達成に貢献しました。
その後も、数々のタイトルを獲得し、バルセロナの黄金時代を支えました。
2021年、惜しまれつつバルセロナを退団し、フランスのパリ・サンジェルマンに移籍しました。
アルゼンチン代表
2005年8月17日、アルゼンチン代表デビューを果たしました。
2008年の北京オリンピックでは、金メダルを獲得しました。
2014年のワールドカップでは、準優勝に輝きました。
2021年、ついに悲願だったコパ・アメリカ優勝を果たしました。
アルゼンチン代表では、歴代最多出場記録と歴代最多得点記録を保持しています。
卓越したドリブル技術とパスセンス、そしてゴールセンスを兼ね備えた選手です。
数々の記録を打ち立て、数々のタイトルを獲得してきました。
その功績は、サッカー界のみならず、世界中の人々に影響を与えています。
***
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(361)米国プロバスケットボールのスーパースターのコービー・ブライアントの名言 If you’re afraid to fail, then you’re probably going to fail.(失敗は成功の母)
https://www.eionken.co.jp/note/kobe-bryant/
心に響く英語ことわざ(358)フランス皇帝だったナポレオン・ボナパルトの名言S Take time to deliberate, but when the time for action comes, stop thinking and go in.(時機を逸しては後悔する)
https://www.eionken.co.jp/note/napoleon-bonaparte/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート