- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(427)米国プロバスケットボールのスーパースターのマイケル・ジョーダンの名言 Everybody has talent, but ability takes hard work.(才能は1割、努力は9割)
“Everybody has talent, but ability takes hard work.”
直訳は「誰もが才能を持っている。でも能力を得るには努力が必要だ」で、似た意味のことわざに「才能は1割、努力は9割」があります。
マイケル・ジョーダン(Michael Jeffrey Jordan)の名言”Everybody has talent, but ability takes hard work.”の意味
才能の普遍性
この名言は、全ての人が何らかの才能を持っていることを認めています。才能は特別な人だけのものではなく、誰もが生まれながらに持っているものだと示唆しています。
才能と能力の区別
ジョーダンは才能(talent)と能力(ability)を区別しています。才能は生まれつきのものかもしれませんが、能力は異なります。
努力の重要性
能力を獲得するためには、単に才能があるだけでは不十分であり、努力(hard work)が必要不可欠だと強調しています。
成功への道筋
この言葉は、成功には才能だけでなく、それを磨き上げる努力が必要であることを示唆しています。
平等な機会
誰もが才能を持っているという考えは、全ての人に成功の可能性があることを示唆しています。しかし、その可能性を現実のものにするかどうかは個人の努力次第だということも示しています。
この名言は、スポーツの世界だけでなく、人生のあらゆる側面に適用できる普遍的な真理を含んでいます。才能は出発点に過ぎず、真の能力や成功を手に入れるためには、継続的な努力と hard work が必要だということを教えてくれています。
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似た意味の英語のことわざ
“Practice makes perfect.”
(練習が完璧を作る)
能力向上には繰り返しの練習が必要だという意味です。
“The harder you work, the luckier you get.”
(努力すればするほど、幸運になる)
努力が成功の機会を増やすことを示唆しています。
“Genius is 1% inspiration and 99% perspiration.”
(天才とは1%のひらめきと99%の努力である)
トーマス・エジソンの言葉とされ、才能よりも努力の重要性を強調しています。
“There is no substitute for hard work.”
(努力に勝る近道なし)
成功への唯一の道は努力であることを示しています。
“Talent is cheaper than table salt. What separates the talented individual from the successful one is a lot of hard work.”
(才能は塩より安い。才能ある人と成功する人を分けるのは、多くの努力だ)
スティーブン・キングの言葉で、才能だけでは不十分であることを強調しています。
これらの格言は全て、才能や素質だけでなく、それを磨き上げる努力の重要性を強調しており、マイケル・ジョーダンの言葉と同様のメッセージを伝えています。
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似た意味の日本語のことわざ
「継続は力なり」
努力を続けることで大きな力が生まれることを示しています。
「石の上にも三年」
何事も成功するまでには長い時間と努力が必要だということを表現しています。
「才能は1割、努力は9割」
才能よりも努力の方が重要であることを数字で表現しています。
「練習は不可能を可能にする」
努力と練習によって、不可能と思えることも可能になることを示しています。
これらのことわざや格言は、マイケル・ジョーダンの言葉と同様に、才能や素質だけでなく、それを磨き上げる努力の重要性を強調しています。日本の文化においても、努力の価値が高く評価されていることがわかります。
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マイケル・ジョーダンの生涯
マイケル・ジェフリー・ジョーダンの生涯は、バスケットボールの歴史に大きな影響を与えた輝かしいものです。以下に彼の人生の主要な出来事をまとめます:
誕生と幼少期:
1963年2月17日、ニューヨーク州ブルックリン区で生まれました。幼少時から野球とバスケットボールに取り組んでいました。
大学時代:
1982年、ノースカロライナ大学1年生の時、NCAAチャンピオン決定戦で残り17秒から逆転シュートを決め、一躍その名を知られるようになりました。
オリンピック出場:
1984年のロサンゼルスオリンピックに出場し、金メダルを獲得しました。
NBA入団とキャリアの始まり:
1984年、NBAドラフト1巡目3位でシカゴ・ブルズに入団。1984-85シーズンには新人王を獲得しました。
NBA時代の輝かしい成績:
1986-87シーズンから7年連続で得点王を獲得。
1991年、1992年、1993年にチームをファイナル3連覇に導きました。
1992年バルセロナオリンピックで”ドリーム・チーム”の一員として金メダルを獲得。
最初の引退と野球挑戦:
1993年10月に突然引退を表明。その後、大リーグ・ホワイトソックス傘下の2Aバロンズに入団し、メジャーリーグを目指しました。
NBA復帰と更なる成功:
1995年3月にNBAに復帰。1995-96シーズンには8度目の得点王に輝き、チームを3年ぶり4度目のファイナル優勝に導きました。
記録と成果:
1997年4月に現役トップの通算26,726得点を達成。
1998年5月には1,000試合連続二ケタ得点を記録。
1998年6月にNBA史上初の2度目の3連覇を達成。
2度目の引退と事業展開:
1999年1月に2度目の引退を表明。その後、スポーツ用品のインターネット販売会社MVPドット・コムを設立するなど、事業家としても活動を始めました。
現在:
現在はNBAのシャーロット・ホーネッツとNASCARカップ・シリーズの23XIレーシングの筆頭オーナー兼会長を務めています。
マイケル・ジョーダンは、その卓越したプレイスタイルと競争心によって「史上最高のバスケットボール選手」「バスケットボールの神様」と評され、1980年代と1990年代にNBAの世界的ブームを牽引した人物として知られています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(426)米国鉄鋼王だったアンドリュー・カーネギーの名言 It marks a big step in your development when you come to realize that other people can help you do a better job than you could do alone.(衆知を集める)
https://www.eionken.co.jp/note/andrew-carnegie-4/
心に響く英語ことわざ(428)米国プロバスケットボールのスーパースターのコービー・ブライアントの名言 The most important thing is to try and inspire people so that they can be great in whatever they want to do.(他者を導き、成長を支援する)
https://www.eionken.co.jp/note/kobe-bean-bryant-2/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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