- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(529)米国プロバスケットボールのスーパースターのマイケル・ジョーダンの名言 Success isn’t something you chase. It’s something you have to put forth the effort for constantly. Then maybe it’ll come when you least expect it. Most people don’t understand that.(精進は天に通ず)
“Success isn’t something you chase. It’s something you have to put forth the effort for constantly. Then maybe it’ll come when you least expect it. Most people don’t understand that.”
直訳は「成功は追いかけるものではない。常に努力し続けなければならない。そして、もしかしたら、最も期待していない時にやってくるかもしれない。多くの人はそれを理解していない」で、似た意味のことわざに「精進は天に通ず」があります。
マイケル・ジョーダン(Michael Jeffrey Jordan)の名言 Success isn’t something you chase. It’s something you have to put forth the effort for constantly. Then maybe it’ll come when you least expect it. Most people don’t understand that.の意味
この名言は、成功に対する一般的な誤解を解き、成功を掴むための真の姿勢を説いています。
成功は追いかけるものではない:
成功は、何か特別なことをして手に入れるものではなく、日々の積み重ねによって自然と訪れるものだと説いています。
常に努力し続ける:
成功するためには、一時の努力ではなく、継続的な努力が不可欠であることを強調しています。
期待していない時にやってくる:
成功は、計画通りに訪れるとは限らず、むしろ努力している最中に、不意に訪れることがあると述べています。
多くの人はそれを理解していない:
多くの人は、成功を短期間で手に入れようとしたり、運任せに考えがちですが、それは誤りであると指摘しています。
名言から読み取れるジョーダンの考え方
成功は、一朝一夕に得られるものではない
努力は裏切らない
成功は、常に自分自身との戦いである
成功の定義は人それぞれである
まとめ
この名言は、単にスポーツ選手としての成功論にとどまらず、ビジネスや人生全般にわたって通用する普遍的な真理を示しています。成功を目指す人にとって、この名言は、目標に向かって努力を続けるための大きなモチベーションとなるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
“Diligence is the mother of good luck.”
(勤勉は幸運の母である)
この格言は、努力を継続することで幸運(成功)を引き寄せるという考えを表現しており、ジョーダンの言葉と通じるものがあります。
“The harder I work, the luckier I get.”
(努力すればするほど、幸運になる)
この言葉は、継続的な努力が予期せぬ成功をもたらすという考えを表現しています。
“Little by little one goes far.”
(少しずつ進めば、遠くまで行ける)
この格言は、日々の小さな努力の積み重ねが大きな成果につながるという意味で、ジョーダンの言葉と共通しています。
“Success is no accident. It is hard work, perseverance, learning, studying, sacrifice, and most of all, love of what you are doing or learning to do.”
(成功は偶然ではない。それは努力、忍耐、学習、勉強、犠牲、そして何よりも、自分のしていることや学んでいることへの愛である)
この言葉はペレによるもので、成功が継続的な努力と献身の結果であるという点で、ジョーダンの考えと一致しています。
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似た意味の日本語のことわざ
「精進は天に通ず」
努力を重ねれば、いつかは報われるという意味で、予期せぬ時に成功が訪れるというジョーダンの考えと一致します。
「継続は力なり」
この格言は、継続的な努力の重要性を強調しており、ジョーダンの言葉と通じるものがあります。
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マイケル・ジョーダンの生い立ち
マイケル・ジョーダンは、バスケットボールの歴史にその名を永遠に刻んだ伝説的な選手です。彼の生い立ちには、後の成功につながる多くの要素が隠されています。
幼少期とバスケットボールとの出会い
ジョーダンは、1963年2月17日にニューヨーク州ブルックリンで生まれました。幼少期は父親とキャッチボールをすることが大好きで、野球選手になることを夢見ていました。しかし、11歳の時に庭にバスケットボールコートが設置されたことをきっかけに、バスケットボールにのめり込んでいきます。
兄と毎日1対1で対戦し、技術を磨いていったジョーダンは、高校時代にはすでにその才能を発揮。しかし、身長が低いという理由で、当初はバスケットボール部に入部を拒否された経験もしています。
大学時代とNBAドラフト
高校卒業後、ノースカロライナ大学に進学したジョーダンは、大学バスケットボールでも大活躍。特に、大学3年時にNCAAトーナメント決勝で決めたフリースローが決勝点を決め、チームを優勝に導いたことは、彼の名を全国に知らしめることになりました。
1984年のNBAドラフトでシカゴ・ブルズに指名され、プロのキャリアをスタートさせます。
NBAでの活躍とレジェンドへ
NBA入り後、ジョーダンはすぐにスター選手としての地位を確立。華麗なプレーと高い勝率でチームを牽引し、数々の記録を打ち立てました。
6度のNBA優勝: 1991年から1993年、1996年から1998年にかけて、シカゴ・ブルズを6度のNBAチャンピオンに導きました。
6度のファイナルMVP: 上記の6度の優勝すべてにおいてファイナルMVPに輝きました。
5度のシーズンMVP: リーグ全体で最も活躍した選手に贈られるMVPを5回受賞しました。
10度の得点王: リーグ最高の得点力を誇り、10度の得点王に輝きました。
引退と復帰、そしてその後
1993年に一度引退し、野球に挑戦するも、1995年にバスケットボール界に復帰。再びシカゴ・ブルズを3連覇に導き、伝説的なキャリアに華を添えました。
その後、ワシントン・ウィザーズでプレーした後、2003年に現役を引退。現在は、シャーロット・ホーネッツのオーナーとして、バスケットボール界に貢献しています。
ジョーダンの成功の秘訣
ジョーダンの成功には、並外れた才能に加えて、以下の要素が挙げられます。
強い向上心: 常に自己を高めようとする姿勢
並外れた練習量: 徹底した練習によって技術を磨いた
リーダーシップ: チームを勝利に導くためのリーダーシップ
勝負へのこだわり: どんな状況でも勝利を目指した
メンタルの強さ: 困難な状況でも諦めなかった
まとめ
マイケル・ジョーダンは、単なるバスケットボール選手を超えて、スポーツ界、そして社会全体に大きな影響を与えた人物です。彼の生い立ちや活躍は、多くの人々に勇気を与え、目標に向かって努力することの大切さを教えてくれます。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(528)米国鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの名言 Concentration is my motto – first honesty, then industry, then concentration.(一心不乱)
https://www.eionken.co.jp/note/andrew-carnegie-f/
心に響く英語ことわざ(530)英国の文豪シェイクスピアの名言 How far that little candle throws his beams! So shines a good deed in a naughty world.(一隅を照らす)
https://www.eionken.co.jp/note/william-shakespeare-g/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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