- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(150)Repentance never comes too late. いくら遅く悔い改めても遅すぎることはない。
“Repentance never comes too late.”
訳は「いくら遅く悔い改めても遅すぎることはない」です。
このことわざは過去の過ちに気づいたとき、すぐに反省して改めるべきであることを表しています。
このことわざは一見「それはそうだ」という感じですが、実際に実行するのはそれほど簡単ではないことがあります。
例えば以下のような事例です。
重要な顧客向けの資料作成を担当した。
その資料を顧客に説明している最中に、重大なデータの計算ミスをしたことに気づいた。
このデータ計算はかなり複雑で、自分から計算ミスをしたと言わない限り、ミスがばれる可能性は非常に低いものだった。
このような場合の対処としての選択肢としては大きく2つあります。
・選択肢1:自分からミスを告白しない限り、ミスがばれる可能性は低いし、仮にあとで計算ミスを指摘されても、ミスには気づかなったと言えば良い。
・選択肢2:計算ミスを叱られて業績評価が下がり減給になったとしても、ここで計算ミスを告白して、後日、正しく計算したデータの資料を再提出する。
どちらの選択肢を選ぶかで、その後の展開は大きく変わります。
選択肢1を選んで、計算ミスを隠した場合、当面、叱られたり、業績評価が下がったり、減給になることはありません。しかし、いつ計算ミスがばれるかびくびくした人生を送ることになります。
選択肢2を選んで、その場で計算ミスを告白した場合、計算ミスを叱られて業績評価が下がり、減給になる可能性があり、痛みを伴いますが、計算ミスがいつばれるかびくびくする必要はなくなり、すっきりした気分でその後の人生を送ることができます。
あなたはどちらの選択肢を選ぶでしょうか?人生への姿勢が問われる選択肢と言えます。
このことわざは選択肢2を選んで、叱られたとしても計算ミスをすぐに告白して、正しく計算したデータを再提出しなさいと諭しています。
似たことわざに“It is never too late to mend.” (「改めるに遅すぎることはない)があります。
“repentance”は「後悔」を意味し、発音は“ripéntəns”、音節は“re・pent・ance”です。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(149)Repentance comes too late. 後悔したときは手遅れ
https://www.eionken.co.jp/note/repentance-comes-too-late/
心に響く英語ことわざ(151)Short temper causes loss. 短気は損になる
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英音研noteページ
https://note.com/eionken