- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 215. 海外映画・ドラマで学ぶ英単語・英熟語
公開日
2025.10.11
更新日
2025.10.12

海外映画・ドラマで学ぶ英単語・英熟語 (211) 映画スティーブ・ジョブズ:slave away on this project プロジェクトでこき使われて働いている
2013年米国公開の米国映画「スティーブ・ジョブズ」(原題: Steve Jobs)からの英単語・英熟語です。この映画は自宅ガレージから「アップルコンピュータ」を創業したスティーブ・ジョブズの波乱万丈の半生を描いた映画で、天才実業家の成功と挫折の人生は非常にドラマティックなものがあります。
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slave away
意味:
句動詞の “slave away”(スレイブ アウェイ)は、口語表現で「奴隷のように働く」「こき使われて働く」「骨身を惜しまず働く」という意味です。非常に長時間、重労働をしたり、退屈で報われない作業をしたりして、過酷に働く様子を指します。通常、その努力に見合った対価が得られていない、あるいは感謝されていないというニュアンスを含みます。
この表現は、文字通り「奴隷(slave)」のように働くことを指し、非常に強い労働や不当な状況を強調します。特に、創業期のスタートアップやプロジェクトでは、少数のメンバーが膨大な作業量をこなすことが多く、その状況を表現する際に使われることがあります。スティーブ・ジョブズと彼のチームがAppleを立ち上げた初期も、おそらくこのような「slave away」な時期があったと想像されます。彼らは限られたリソースの中で、非常に集中的かつ長時間にわたって製品開発に取り組んでいました。
発音:
スレイブ アウェイ (IPA: /sleɪv əˈweɪ/)
用例:
She’s been slaving away at that report all weekend to meet the deadline.
彼女は締め切りに間に合わせるため、週末中ずっとそのレポートに骨身を惜しまず働いている。
The chefs were slaving away in the hot kitchen all day for the big event.
シェフたちは、その大イベントのために一日中暑いキッチンで猛烈に働いていた。
I’ve been slaving away on this project for months, and it feels like it’s never going to end.
何か月もこのプロジェクトでこき使われて働いているが、終わりが見えないようだ。
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以下の記事もご覧ください。
海外映画・ドラマで学ぶ英単語・英熟語 (210) 映画スティーブ・ジョブズ:expendable cog 使い捨て可能な歯車
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。