- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ1
公開日
2025.04.02
更新日
2025.08.04

心に響く英語ことわざ(470)Appleの創業者スティーブ・ジョブズの名言 If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.(今日という日は二度と来ない)
“If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.”
直訳は「毎日を人生最後の日のように生きれば、いつか必ずその通りになる」で、似た意味のことわざに「今日という日は二度と来ない」があります。
スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の名言 If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.の意味
スティーブ・ジョブズのこの言葉は、スタンフォード大学卒業式のスピーチで語られたもので、非常に深い意味が込められています。
深い意味
この言葉は、単に「今日が最後の日かもしれないから、やりたいことをやろう」というだけではなく、以下のような深い意味を含んでいます。
人生の有限性を意識する:
人生の終わりを意識することで、限られた時間をどのように過ごすか、何を大切にするかを深く考えさせられます。
後悔のない人生を送る:
毎日を後悔なく生き、やりたいことを積極的に行うことの大切さを教えています。
今この瞬間を大切にする:
未来のことばかりを考えずに、今この瞬間を精一杯生きることが大切だということを意味しています。
変化を恐れない:
毎日が最後の日かもしれないという意識を持つことで、変化を恐れずに新しいことに挑戦する勇気を得ることができます。
ジョブズがなぜこの言葉を選んだのか
ジョブズは、若くしてがんと診断され、死を意識した経験から、この言葉に深く共感したと言われています。彼は、この言葉を実践することで、Appleを創立し、革新的な製品を生み出すことができました。
私たちへのメッセージ
この言葉は、私たち一人ひとりに、人生の目的を見つめ直し、自分らしい生き方を見つけるためのヒントを与えてくれます。
自分の心に正直に生きる:
本当にやりたいことは何か、自分自身に問いかけてみましょう。
変化を恐れずに挑戦する:
新しいことに挑戦することで、自分自身を成長させることができます。
今この瞬間を大切にする:
未来のことばかりを考えずに、今この瞬間を精一杯生きましょう。
まとめ
スティーブ・ジョブズのこの言葉は、私たちに「人生は有限である」という当たり前の事実を突きつけると同時に、その有限な時間の中で、いかに充実した人生を送るかという問いを投げかけています。この言葉の意味を心に留め、自分の人生をより豊かにするために役立てていきましょう。
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似た意味の英語のことわざ
Live in the moment.(今を生きよう)
このことわざは、過去を悔やんだり、未来を心配したりせず、今この瞬間を大切にすることを意味します。
Seize the day.(一日を掴め)
今日という一日を最大限に活かす、という意味です。
You only live once.(人生は一度きり)
人生は短いので、やりたいことをやり、後悔のないように生きようという考えを表しています。
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似た意味の日本語のことわざ
一期一会: この機会を逃したら、もう二度とないという意味で、目の前の出来事を大切にしようという考え方です。
今日という日は二度と来ない: 今日という日を大切に過ごし、後悔のないように生きようという教訓です。
明日すること今日せよ: 何かを後回しにせず、すぐに実行に移すことの大切さを説いています。
後悔先に立たず: 行動してから後悔しても遅いので、事前によく考えて行動しようという教えです。
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スティーブ・ジョブズの生い立ち
スティーブ・ジョブズは、20世紀後半から21世紀初頭にかけて、テクノロジー業界に革命をもたらした人物として知られています。Appleの共同創業者であり、革新的な製品を生み出すことで、私たちの生活を一変させました。彼の生い立ちは、彼の成功に大きく影響を与えたと言えるでしょう。
生まれと養子縁組
誕生: 1955年2月24日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコで生まれました。
養子縁組: 生まれてすぐに、シリア人の父とアメリカ人の母の元に養子に出されました。養父母は、カリフォルニア州の働き者の機械工と会計士でした。
養父母の影響: 養父母は、ジョブズに愛情を注ぎながら、彼に勤勉さや質の高い仕事に対する意識を教え込んだと言われています。
少年時代と好奇心
電子工作への興味: 幼少期から電子機器に興味を持ち、父親のガレージでトランジスタラジオを分解したり、電子回路を組み立てたりするなど、独学で電子工学を学び始めました。
ヒューレット・パッカードでのインターン: 高校時代には、ヒューレット・パッカードでサマーインターンとして働き、エンジニアとしての経験を積みました。
リード大学中退: リード大学に入学しましたが、授業に興味を持てず中退。カリグラフィの授業を受けたことが、後のMacintoshの美しいフォントデザインに繋がったと言われています。
アップルの創業と成功
スティーブ・ウォズニアックとの出会い: 高校時代からの友人であるスティーブ・ウォズニアックと出会い、共にパーソナルコンピュータの開発を始めます。
Apple Iの誕生: 1976年、ウォズニアックが開発したApple Iを共同で販売し、Apple Computer Companyを設立しました。
Apple IIの大ヒット: 1977年に発売されたApple IIは、大ヒット商品となり、Appleを成長軌道に乗せました。
Macintoshの開発: 1984年に発売されたMacintoshは、直感的な操作性とグラフィカルユーザーインターフェースで、パーソナルコンピュータ業界に革命をもたらしました。
アップルからの離脱とネクスト
社内抗争: アップル社内で経営方針を巡り対立し、1985年に同社を解雇されます。
ネクストの創業: ネクストコンピュータを設立し、ワークステーションの開発に取り組みました。
アップル復帰とイノベーション
Appleの買収: ネクストがAppleに買収され、ジョブズはAppleに復帰。
iMacの誕生: 1998年にカラフルなデザインのiMacを発表し、Appleの業績を回復させます。
iPod、iPhone、iPadの開発: iPod、iPhone、iPadといった革新的な製品を次々と発表し、Appleを世界最大のテクノロジー企業へと成長させました。
晩年と死
膵臓がん: 2004年に膵臓がんと診断されます。
逝去: 2011年10月5日、56歳で逝去。
ジョブズの遺産
スティーブ・ジョブズは、革新的な製品を生み出すだけでなく、デザインの重要性、シンプルさ、そしてユーザー体験に対するこだわりを世に広めました。彼の影響は、テクノロジー業界のみならず、私たちの生活様式全体に大きな影響を与えています。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(469)聖人マザー・テレサの名言 If you are kind, people may accuse you of ulterior motives. Be kind anyway.(善は必ず報われる)
https://www.eionken.co.jp/note/mother-teresa-b/
心に響く英語ことわざ(471)米国自動車王のヘンリー・フォードの名言 Obstacles are those frightful things you see when you take your eyes off your goals.(困難の先に栄光あり)
https://www.eionken.co.jp/note/henry-ford-b/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。
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