- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 204.心に響く英語ことわざ2
公開日
2025.04.02
更新日
2025.08.25

心に響く英語ことわざ(567)Appleの創業者スティーブ・ジョブズの名言 And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become.(己の信ずるところに従う)
“And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become.”
直訳は「そして最も重要なこと、自分の心と直感に従う勇気を持ちなさい。それらはどうにかして君が本当になりたい何かをすでに知っている」で、似た意味のことわざに「己の信ずるところに従う」があります。
スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の名言 And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become.の意味
スティーブ・ジョブズのこの言葉は、スタンフォード大学の卒業式スピーチで語られた有名な一節です。
この言葉は、私たちが人生において最も大切にするべきこと、それは自分の心と直感に従うことだと教えています。
自分の心と直感:
これは、私たちの内なる声、つまり自分自身の本心や直感のことです。
勇気:
自分の心と直感に従うためには、周りの意見や常識にとらわれず、自分の道を進む勇気が必要です。
ジョブズは、私たち一人ひとりが、自分の中に答えを持っていると信じ、その答えを見つけるために、自分の心と直感に従うことの大切さを強調しています。
この言葉が示唆すること
この言葉は、私たちに以下のことを示唆しています。
自分自身を信じよう:
周りの意見に振り回されず、自分の心の声に耳を傾けることが重要です。
新しいことに挑戦しよう:
自分の心と直感が指し示す方向へ進んでいくことで、新しい発見や成長の機会が得られるかもしれません。
後悔のない人生を送ろう:
自分の心に従って生きていれば、たとえ失敗したとしても、後悔することは少ないでしょう。
まとめ
スティーブ・ジョブズのこの言葉は、私たちが自分らしく生きるための羅針盤のようなものです。自分自身の心と直感を大切にし、勇気を持って進んでいくことで、より充実した人生を送ることができるでしょう。
***
似た意味の英語のことわざ
Trust yourself.(自分を信じなさい。)
このことわざは、自分の心と直感こそが、最も正しい道しるべであることを示しています。
Follow your heart.(心に従いなさい。)
ジョブズの言葉とほぼ同じ意味で、自分の心の声に耳を傾けることの大切さを強調しています。
Your intuition is your inner compass.(直感はあなたの内なるコンパスだ。)
直感が、正しい方向へと導いてくれる羅針盤のようなものであることを表しています。
***
似た意味の日本語のことわざ
「我が道を行く」
このことわざは、他人の意見に左右されず、自分の信念に従って進むことを意味します。
「己の信ずるところに従う」
これは、自分の心に従って行動することの大切さを表現しています。
「人の意見は参考に聞け」
このことわざは、他人の意見を聞くことは大切だが、最終的には自分で判断することの重要性を示しています。
***
スティーブ・ジョブズの波乱万丈な生い立ち
スティーブ・ジョブズは、20世紀後半から21世紀初頭にかけて、テクノロジー業界に革命をもたらした人物として知られています。Apple社の創業者の一人であり、iPhoneやiPadなど、私たちの生活を大きく変えた製品を生み出しました。彼の革新的なアイデアとカリスマ性あふれるリーダーシップは、多くの人々に影響を与え続けています。
生まれた背景と幼少期
1955年2月24日、スティーブ・ジョブズはアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコで生まれました。シリア人の父とアメリカ人の母のもとに生まれたものの、生後すぐに養子に出され、ポール・ジョブズとクララ・ジョブズ夫妻のもとで育てられます。
養父母は、カリフォルニア州の働き者の中流階級の家庭でした。ジョブズは、この家庭で愛されながら育ちますが、同時に、自分のルーツや出自について複雑な感情を抱くことになります。
若き日の探求心と起業
高校時代から電子機器に興味を持ち、友人と自作の電子機器を作るなど、技術への探求心を抱いていました。リード大学には入学したものの、すぐに中退し、インドへ旅立ちます。インドでの体験は、ジョブズの精神世界に大きな影響を与え、彼の人生観を大きく変えることになります。
インドから帰国後、スティーブ・ウォズニアックと出会い、共にApple Computerを創業します。1976年のことです。Apple IIなどのパーソナルコンピューターが大ヒットし、ジョブズは若くして億万長者となります。
会社を去り、NeXTを設立
しかし、Apple社内での対立などもあり、ジョブズはAppleを去ることになります。その後、NeXT Computerを設立し、高性能ワークステーションの開発に取り組みます。NeXTは商業的には成功しませんでしたが、ここで開発された技術は、後にAppleがMacintoshを復活させる上で重要な役割を果たします。
Appleへの復帰と革新
その後、Appleは経営難に陥り、ジョブズは再びAppleに戻ってCEOに就任します。ジョブズは、Appleを立て直すため、革新的な製品を次々と発表します。iMac、iPod、iPhone、iPadなど、これらの製品は、テクノロジー業界だけでなく、私たちの生活様式をも大きく変えました。
晩年と死
ジョブズは、膵臓がんと診断され、闘病生活を送ります。しかし、病に倒れるまで、Appleの革新的な製品開発を牽引し続けました。2011年10月5日、56歳でこの世を去りました。
ジョブズの遺産
スティーブ・ジョブズは、単なるビジネスマンにとどまらず、20世紀後半から21世紀初頭にかけて最も影響力のある人物の一人として評価されています。彼の革新的なアイデアとカリスマ性あふれるリーダーシップは、数多くの企業や人々に影響を与え、私たちの生活を豊かにしました。
ジョブズの生い立ちや経験は、私たちに多くのことを教えてくれます。困難な状況でも諦めずに挑戦し続けること、自分の心に従って生きること、そして、革新的なアイデアを世の中に広めることの大切さ。彼の言葉や行動は、これからも多くの人々にインスピレーションを与え続けるでしょう。
***
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(566)「人を動かす」の著作で有名な自己啓発作家のデール・カーネギーの名言 Flaming enthusiasm, backed up by horse sense and persistence, is the quality that most frequently makes for success.(意志あるところに道は開ける)
https://www.eionken.co.jp/note/dale-carnegie-j/
心に響く英語ことわざ(568)「人を動かす」の著作で有名な自己啓発作家のデール・カーネギーの名言 Let’s not imitate others. Let’s find ourselves and be ourselves.(己の道を行く)
https://www.eionken.co.jp/note/dale-carnegie-k/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート