- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ1
公開日
2025.04.02
更新日
2025.08.31

心に響く英語ことわざ(389)「ジュラシック・パーク」で有名な映画監督スティーヴン・スピルバーグの名言 Failure is inevitable. Success is elusive.(七転八起)
“Failure is inevitable. Success is elusive.”
直訳は「失敗は避けられない。成功は掴み難い」で、似た意味の日本語のことわざに「七転八起」があります。
“inevitable”は「避けられない、免れない」などを意味し、発音は“inévətəbl”、音節は“in・ev・i・ta・ble”です。
“elusive”は「捕まえにくい、見つけにくい」などを意味し、発音は“ilúːsiv”、音節は“e・lu・sive”です。
スティーヴン・スピルバーグの名言”Failure is inevitable. Success is elusive.”の意味
この名言は、映画監督のスティーヴン・スピルバーグ(Steven Allan Spielberg)が語った言葉として有名です。日本語では「失敗は避けられない。成功は掴み難い」と訳されます。
この言葉は、人生における成功と失敗について、深い洞察を与えてくれるものです。
失敗は避けられない
スピルバーグは、誰もが人生において失敗を経験すると語っています。どんなに才能があっても、努力家であっても、失敗は誰にでも起こり得るものです。
失敗は、人生の自然なプロセスであり、そこから学ぶことが多くあります。失敗を恐れるのではなく、失敗から学び、成長していくことが大切です。
成功は掴み難い
スピルバーグは、成功は簡単には手に入らないと語っています。成功するためには、才能、努力、そして運が必要となります。
しかし、努力すれば必ず成功できるという保証はありません。成功は、つかみ難いものであり、常に努力し続けなければなりません。
この名言の解釈
この名言は、成功するためには失敗を恐れずに挑戦し続けることが重要であることを示唆しています。
失敗から学び、成長していくことで、いつか成功を掴むことができるかもしれません。
具体的な例
スピルバーグ自身も、多くの失敗を経験しています。例えば、彼の最初の映画は商業的に失敗し、その後もいくつかの作品が失敗しました。
しかし、スピルバーグは諦めずに挑戦し続け、最終的には世界的に有名な映画監督となりました。
この名言は、私たちに以下のようなことを教えてくれます。
失敗は避けられない
成功は掴み難い
成功するためには失敗を恐れずに挑戦し続けることが重要である
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似た意味の英語のことわざ
“It’s not about how many times you fall, but how many times you get back up.”
(転ぶ回数ではなく、立ち上がる回数が重要である)
“Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts.”
(成功は最終的なものではなく、失敗は致命的ではない。重要なのは、続ける勇気である)
“Never give up on what you really want to do. The person with big dreams is more powerful than one with all the facts.”
(本当にやりたいことを決して諦めない。大きな夢を持つ人は、すべての事実を持つ人よりも強い)
“The only limit to our realization of tomorrow will be our doubts of today.”
(明日の実現を制限するのは、今日の疑いだけである)
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似た意味の日本語のことわざ
「転んでもただは起きない」
(転んでも、ただでは起きない)
「七転八起」
(何度倒れても立ち上がる)
「失敗は成功の母」
(失敗は成功の基となる)
「継続は力なり」
(続けることが力になる)
「諦めなければ夢は叶う」
(諦めなければ夢は叶う)
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スティーヴン・スピルバーグの生い立ち
幼少期
1946年12月18日、オハイオ州シンシナティで、アーノルド・スピルバーグ(電気技師)とリア・アドラー(元コンサートピアニスト)の間に生まれる。
ユダヤ系アメリカ人の家庭で育つ。
幼い頃から映画に夢中になり、8ミリカメラで自主映画を制作する。
1958年、一家でアリゾナ州フェニックスに引っ越す。
フェニックスの高校時代、ユダヤ人であることからいじめを受ける。
青年期
1965年、カリフォルニア州ロングビーチにあるサウスランド・コミュニティ・カレッジに入学するが、映画制作に専念するために中退。
1969年、ユニバーサル・スタジオと契約し、テレビ番組の監督を始める。
1971年、映画『デュエル』で長編映画監督デビュー。
キャリア
1975年、映画『ジョーズ』で世界的な名声を得る。
1977年、『スター・ウォーズ』が大ヒット。
1981年、『レイダース/失われたアーク』で冒険映画の新境地を開く。
1982年、『E.T.』が大ヒットし、興行収入歴代1位となる。
1993年、『ジュラシック・パーク』が大ヒットし、SFX映画の新たな時代を築く。
1998年、映画製作会社「ドリームワークス・アニメーション」を設立。
2005年、『ミュンヘン』でシリアスドラマにも挑戦。
2012年、『リンカーン』でアカデミー監督賞を受賞。
その他
慈善活動にも熱心に取り組んでおり、スピルバーグ財団を設立している。
ハリウッドで最も影響力のある人物の一人として知られている。
スピルバーグの生い立ちが彼の作品に与えた影響
幼少期のいじめ体験は、『E.T.』や『ジュラシック・パーク』などの作品に反映されている。
ユダヤ教徒としてのアイデンティティは、『シンドラーのリスト』や『ミュンヘン』などの作品に影響を与えている。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(388)英国の喜劇俳優チャップリンの名言 Imagination means nothing without doing.(絵に描いた餅)
https://www.eionken.co.jp/note/charles-spencer-chaplin-2/
心に響く英語ことわざ(390)ビートルズのメンバーとして多くの名曲を残したジョン・レノンの名言 Life is very short and there’s no time for fussing and fighting.(朝露のごとく)
https://www.eionken.co.jp/note/john-lennon-3/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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