- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.06

心に響く英語ことわざ(490)米国大統領だったセオドア・ルーズベルトの名言 It is hard to fail, but it is worse never to have tried to succeed.(何も挑まなければ、何も得られない)
“It is hard to fail, but it is worse never to have tried to succeed.”
直訳は「失敗することはつらいが、成功を目指して努力したことのない方がもっとつらい」で、似た意味のことわざに「何も挑まなければ、何も得られない」があります。
セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)の名言 It is hard to fail, but it is worse never to have tried to succeed.の意味
この言葉は、挑戦することの重要性を説いています。
失敗すること:
目標達成のために努力しても、必ずしも成功するとは限りません。失敗することは辛い経験ですが、そこから学ぶことも多くあります。
成功を目指して努力すること:
成功を目指して努力することは、人生を豊かにし、自己成長を促します。
努力したことのない方がもっとつらい:
一度も挑戦せずに、可能性を閉ざしてしまうことは、もっと大きな損失だと考えています。
つまり、ルーズベルトは、挑戦することによって得られる経験や成長は、失敗を恐れて何も行動しないことよりもはるかに価値があると述べているのです。
なぜこの言葉が重要なのか
この言葉が現代においても重要視される理由は、以下の点が挙げられます。
変化の激しい社会:
現代社会は、グローバル化や技術革新によって急速に変化しています。変化に対応するためには、新しいことに挑戦し、失敗を恐れずに立ち向かうことが求められます。
自己成長:
挑戦することで、自分の能力や可能性を広げることができます。失敗から学び、成長することで、より豊かな人生を送ることができます。
社会貢献:
新しいことに挑戦し、成功することで、社会の発展に貢献することができます。
まとめ
セオドア・ルーズベルトのこの名言は、私たちに挑戦の大切さを教えます。失敗を恐れずに、新しいことに挑戦することで、人生はより豊かになるでしょう。
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似た意味の英語のことわざ
Nothing ventured, nothing gained. (何も挑まなければ、何も得られない。) これは、リスクを恐れずに挑戦することの重要性を表す最も一般的なことわざの一つです。
He who never made a mistake never made a discovery. (一度も間違えたことのない者は、決して新しい発見をしたことはない。) 失敗は、成功への道筋で必ず通るべきステップであることを示しています。
Better to have loved and lost than never to have loved at all. (愛して失う方が、一度も愛さずにいるよりもましだ。) 恋愛に関することわざですが、挑戦することの大切さを広く捉えた表現として用いられることもあります。
The greatest glory in living lies not in never falling, but in rising every time we fall. (生きる上での最大の栄光は、決して倒れないことではなく、倒れるたびに立ち上がることにある。) ネルソン・マンデラの言葉ですが、失敗を恐れずに立ち上がり続けることの重要性を強調しています。
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似た意味の日本語のことわざ
失敗は成功のもと: 失敗経験は、次の成功につながる貴重な学びの機会であることを示しています。
やってみなければ分からない: 行動してみなければ、結果や可能性を知ることはできないという考えを表しています。
虎穴に入らずんば虎子を得ず: 危険な目に遭わなければ、大きな成果を得られないという意味で、挑戦の大切さを強調しています。
千里の道も一歩から: 大きな目標を達成するためには、小さな一歩から始めることが重要であることを示しています。
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セオドア・ルーズベルトの生い立ち
セオドア・ルーズベルトは、アメリカ合衆国第26代大統領として知られる、非常に活発で多才な人物でした。彼の生い立ちは、後の彼を形作った多くの要素を含んでいます。
裕福な家庭での誕生と恵まれた環境
生誕: 1858年10月27日、ニューヨーク市で裕福な商人の家に生まれました。
病弱な少年時代: 小さい頃から病弱で、虚弱体質を克服するために、父親から厳しい体力の鍛錬を課せられました。
読書と自然への興味: 病床で多くの時間を過ごし、読書や自然観察に熱中しました。この経験が、彼の人生観や価値観に大きな影響を与えました。
多彩な才能と政治への道
ハーバード大学へ: ハーバード大学に進学し、歴史や政治学を学びます。
政治家への転身: 大学卒業後、弁護士として活動した後、政治の世界へ足を踏み入れました。
ニューヨーク州議会議員: ニューヨーク州議会議員に選出され、政治家としてのキャリアをスタートさせます。
西部での冒険と成長
西部開拓時代の経験: 西部へ移住し、開拓生活を体験します。この経験は、彼の体力を強化し、たくましい精神を養いました。
牧場経営: ダコタ州で大きな牧場を経営し、カウボーイとして働きます。西部での生活は、彼の人生の転機となりました。
海軍次官補と米西戦争
海軍次官補に就任: マッキンリー大統領の下で海軍次官補に就任し、米西戦争に大きく貢献します。
キューバへの遠征: 自ら志願してキューバへ赴き、義勇兵を率いて戦いました。
大統領への道
ニューヨーク州知事: ニューヨーク州知事を務め、改革政治を推進します。
大統領就任: マッキンリー大統領の暗殺により、副大統領から大統領に昇格。
再選: 1904年の大統領選挙で圧倒的な支持を得て再選されます。
大統領としての活躍
進歩主義: 「進歩主義」を掲げ、大企業の不正を規制したり、環境保護を推進したりするなど、数々の改革を行いました。
パナマ運河の建設: パナマ運河の建設を推進し、アメリカの世界的な影響力を高めました。
ノーベル平和賞受賞: 日露戦争の調停に貢献し、ノーベル平和賞を受賞しました。
まとめ
セオドア・ルーズベルトは、病弱な少年時代を克服し、多才な才能を発揮して、アメリカを代表する政治家となりました。彼の生い立ちや経験は、彼を強くたくましい人物へと成長させ、大統領としての活躍につながりました。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(489)キューバ危機を乗り越えた米国大統領ジョン・F・ケネディの名言 Change is the law of life. And those who look only to the past or the present are certain to miss the future.(世の中は常に変わっている)
https://www.eionken.co.jp/note/john-fitzgerald-kennedy-c/
心に響く英語ことわざ(491)障害者の権利擁護活動家で有名だったヘレン・ケラーの名言 The most pathetic person in the world is someone who has sight, but has no vision.(夢なき者に未来はない)
https://www.eionken.co.jp/note/helen-keller-c/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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