- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.05

心に響く英語ことわざ(402)米国大統領だったセオドア・ルーズベルトの名言 Great thoughts speak only to the thoughtful mind, but great actions speak to all mankind.(行動は雄弁よりも雄弁なり)
“Great thoughts speak only to the thoughtful mind, but great actions speak to all mankind.”
直訳は「偉大な思考は思慮深い心だけに語りかけるが、偉大な行動は全ての人類に語りかける」で、似た意味の日本語のことわざに「行動は雄弁よりも雄弁なり」があります。
セオドア・ルーズベルトの名言”Great thoughts speak only to the thoughtful mind, but great actions speak to all mankind.”の意味
セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt Jr.)のこの名言は、真の偉大さは思考ではなく行動にこそあるというメッセージを伝えています。
「偉大な思考」
新しいアイデアや革新的な理論など、人々の思考を刺激するような素晴らしい考えのこと。
「思慮深い心」
深く考え、理解しようと努める心のこと。
「偉大な行動」
人々の生活を改善したり、世界をより良い場所にするような、大きな影響を与える行動のこと。
つまり、どんなに素晴らしい考えを持っていても、それが行動に移されなければ、誰もその偉大さに気づくことはできません。一方、たとえ深い考えに基づいていなくても、人々の生活にプラスの影響を与える行動は、世界中の人々に語りかけ、感動を与えることができるのです。
ルーズベルトの考え
ルーズベルトは、行動こそが真の偉大さを示すものであると強く信じていました。彼は、大統領時代に多くの改革を断行し、アメリカ社会に大きな変革をもたらしました。
彼はまた、「言葉よりも行動を」というモットーを掲げ、常に率先して行動する人物でした。
現代への教訓
この名言は、現代社会にも通じる重要なメッセージです。
私たちは、常に新しいアイデアを生み出し、より良い社会を築くための方法を模索しています。しかし、いくら素晴らしいアイデアを持っていても、それを行動に移さなければ、何も変わりません。
真の偉大さは、行動によって示されるものです。
思考と行動のバランス
もちろん、思考と行動は車の両輪のように、どちらも重要です。
偉大な行動をするためには、まず深い思考が必要です。しかし、思考にとらわれず、思い切って行動することができれば、より大きな成果を達成することができます。
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似た意味の英語のことわざ
Actions speak louder than words.
「言葉よりも行動が重要である」
Deeds, not words.
「行動こそが重要であり、言葉は二の次である」
A picture is worth a thousand words.
「画像は言葉よりも多くの情報を伝えることができる」
Put your money where your mouth is.
「自分の言っていることを行動で示せ」
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似た意味の日本語のことわざ
行動は雄弁よりも雄弁なり
これは、言葉よりも行動が重要であることを意味する最も有名なことわざの一つです。
言行一致
これは、自分の言っていることと行っていることが一致していることを意味します。
実は勝る雄弁なし
これは、言葉よりも実際の行動が大切であることを意味します。
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セオドア・ルーズベルトの生い立ち
幼少期
セオドア・ルーズベルトは、1858年10月27日、アメリカ合衆国ニューヨーク市で、裕福な家庭に生まれました。
幼い頃から病弱でしたが、読書や自然観察を好み、丈夫な体格に成長しました。
10歳の時に両親を亡くし、祖母に育てられました。
青年期
ハーバード大学に入学し、政治学や歴史を学びました。
卒業後は、ニューヨーク市議会議員、ニューヨーク州警察本部長などを歴任し、政治家としてのキャリアをスタートさせました。
政治家としてのキャリア
1898年には、米西戦争でスペイン軍を破った英雄として名声を得て、ニューヨーク州知事に当選しました。
1901年、ウィリアム・マッキンリー大統領が暗殺されたことに伴い、副大統領だったルーズベルトが大統領に就任しました。
大統領時代
ルーズベルト大統領は、積極的な外交政策を展開し、パナマ運河の建設に成功するなど、アメリカ合衆国の国際的な地位を向上させました。
また、国内では、トラスト解体などを行い、企業の独占を抑制し、労働者の権利を保護するなど、様々な改革を断行しました。
これらの功績により、ルーズベルト大統領は、1904年の選挙で再選されました。
晩年
1909年に大統領を退任した後も、ルーズベルトは政治活動を続け、1912年には、進歩党を結成して大統領選挙に出馬しました。
しかし、選挙には敗れ、その後は執筆活動に専念しました。
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この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(401)フランス大統領だったシャルル・ド・ゴールの名言 Faced with crisis, the man of character falls back on himself. He imposes his own stamp of action, takes responsibility for it, makes it his own.(真骨頂は、いざという時に現れる)
https://www.eionken.co.jp/note/charles-de-gaulle-3/
心に響く英語ことわざ(403)障害者の権利擁護活動家で有名だったヘレン・ケラーの名言 Face your deficiencies and acknowledge them; but do not let them master you. Let them teach you patience, sweetness, insight.(不撓不屈)
https://www.eionken.co.jp/note/helen-adams-keller/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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