- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(176)To err is human, to forgive divine. 過つは人の性、許すは神の心
“To err is human, to forgive divine.”
訳は「過つは人の性、許すは神の心」です。
このことわざの前半の「過つ(あやまつ)」は人が人の道を外れたことをすることを意味しています。
例えば、以下のようなケースです。
・人をだまして財産を詐取する。
・勘違いして人の名誉を傷つける。
・勘違いして人に暴力をふるう。
このようなケースで被害にあった人は、相手を簡単に許すことができません。
では、このことわざの後半部分ですが、なぜ「神はこれらの過ちを許す」ことができるのでしょうか?
これは非常に難しいですね。
過ちを犯した人は、それらの行為で罰せられるかもしれないし、罰せられなくても良心の呵責に苦しめられるのかもしれません。
神はそれらを見越して長い時間軸のもと、「許す」のかもしれません。
う~ん、このような神の境地は、時間軸が短い人間が実践するのは非常に難しいですが、仮に実践できたら、神の境地に一歩近づいたとも言えるのでしょう。
“err”は「過ちを犯す、誤る」などを意味し、発音は“ə́ːr”、一音節の単語です。
“forgive”は「許す、勘弁する」などを意味し、発音は“fərgív”、動詞変化形は“forgives 、forgiving、forgave、forgiven”、音節は“for・give”です。
“Please forgive me. ”(私を許してください)などの用例があります。
“divine”は「神」などを意味し、発音は“diváin”、音節は“di・vine”です。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(175)Time will tell. 時が経てばわかる。
https://www.eionken.co.jp/note/time-will-tell/
心に響く英語ことわざ(177)Tomorrow is another day. 明日は明日の風が吹く
https://www.eionken.co.jp/note/tomorrow-is-another-day/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。