- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.08.31

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(77)We have obligations as teachers to give kids opportunities for growth and enrichment. 教師の責務
教師の責務
“We have obligations as teachers to give kids opportunities for growth and enrichment.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「私たちは、生徒たちに成長と豊かさの機会を与える教師としての義務があります」です。
高校再入学の合唱部元スター部員を合唱部に入部させたことに対して、同僚の先生が合唱部の先生に語ったセリフです。
高校は教育の場なので、先生たちはこのような仕事上の義務がある訳ですね。
“obligation”は「義務」などを意味し、発音は“ɑ̀bligéiʃən”、音節は“ob・li・ga・tion”で4音節です。
“enrichment”は「豊かさ」などを意味し、発音は“inrítʃmənt”、音節はen・rich・ment”で3音節です。
“kid”は「子ヤギ」を意味しますが、口語英語では「子ども」を意味します。大人の先生に対して、高校生のことを子どもと表現しています。
英語リスニングとしては、先生という仕事の大変さを感じ取りたいものです。語数が多いですが、語順の通り聞き取りをしたいものです。
英語スピーキングとしては、“We have obligations / as teachers / to give kids opportunities / for growth and enrichment.”とスラッシュを入れたところの英単語の塊(chunk)ごとに言葉をつないで表現できるようになりたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード5)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(76)She’s ancient. Talent doesn’t age. 年齢に関する議論
https://www.eionken.co.jp/note/shes-ancient-talent-doesnt-age/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(78)I think you need to think about why you’re doing this and what you’re willing to sacrifice to get it. 2者選択のつらさ
https://www.eionken.co.jp/note/%ef%bc%89i-think-you-need-to-think-about-why-youre-doing/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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