- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2023.09.26
更新日
2024.01.22
心に響く英語ことわざ(184)What goes up must come down. 栄枯盛衰
“What goes up must come down.”
訳は「登ったものは落ちねばならぬ」です。
このことわざが当てはまる事例を考えてみました。
野球、サッカー、テニスなどのプロスポーツの世界で超一流と言われたプレーヤーでも、加齢とともに成績が下がり、いつしか引退というのはよく目にするところです。
企業の世界でも、ヒット商品が出て業績絶好調となっても、ずっとヒット商品を出し続けることは難しく、いつしか業績不振となることもよくあります。
このような感じでこのことわざは絶頂期というものは永遠に続くものではないので、絶頂期でも慢心せず、いずれ下降した時のことも考えて行動しなさいということを諭しているのだと思います。
日本語の似たことわざでは「栄枯盛衰(えいこせいすい)」 があります。
栄える時もあればおとろえることもあるという意味ですが、特に、栄えていたものが、勢いを失う場合に用いられます。
ちなみに、このことわざでは「落ちる」を“come”で表現しています。
“come”は「目的地に向かって進む」という意味ですので、登り始めた地点に戻ってくると言うニュアンスです。
他方“go down”も「下る」の意味がありますが、登り始めた地点とは別の遠い地点に下ると言うニュアンスになります。
「今行きます」と言いたい時に”I’m going.”と言うと、「今いる所からどこか遠くに行ってしまう」という意味になってしまいます。
この場合は”I’m coming.”もしくは“Coming.”と言います。“come”は行こうとしているところに進むという意味だからです。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(183)Want is the mother of industry. 困窮は勤勉の母である。
https://www.eionken.co.jp/note/want-is-the-mother-of-industry/
心に響く英語ことわざ(185)What is done cannot be undone. 覆水盆に返らず
https://www.eionken.co.jp/note/what-is-done-cannot-be-undone/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
英音研noteページ
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