- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(212)You must reap what you have sown. 自業自得
You must reap what you have sown.
直訳は「自分が蒔いた種は自分で刈り取らなければならない」で、似た意味の日本のことわざに「自業自得」があります。
このことわざは、因果応報の思想に基づいたものと言えるでしょう。
良い行いをすれば良い結果が得られ、悪い行いをすれば悪い結果が得られるという考え方です。
例えば、努力して勉強すれば良い成績が取れ、怠惰な生活を送れば悪い成績が取れるでしょう。
また、他人を思いやる心があれば、周囲から信頼され、助けてもらえますが、他人を思いやる心がなければ、他人からも疎まれるでしょう。
このように、自分の行動や言動は、必ず自分自身に返ってくるということをこのことわざは教えてくれるのです。
このことわざは、自分の行動や言動を慎重に考え、常に良い行いを心がけようとするための戒めとしても用いられます。
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英語のことわざ”You must reap what you have sown.”に似た意味のことわざとしては、以下のようなものが挙げられます。
“As you sow, so shall you reap.”
(蒔いたように刈り取る)
このことわざは、”You must reap what you have sown.”とほぼ同じ意味です。
“He who sows thorns will not reap roses.”
(茨を蒔く者はバラを刈り取らない)
このことわざは、悪い行いをすれば良い結果は得られないという考え方を表しています。
“Sow an act, and reap a habit.
Sow a habit, and reap a character.
Sow a character, and reap a destiny.”
(行為を蒔けば習慣を刈り取り、習慣を蒔けば性格を刈り取り、性格を蒔けば運命を刈り取る)
このことわざは、自分の行動や言動が、自分の将来に大きな影響を及ぼすということを説いたものです。
“What goes around comes around.”
(したことは自分に返ってくる)
このことわざは、因果応報の思想を簡潔に表したものと言えるでしょう。
これらのことわざは、いずれも自分の行動や言動に責任を持つこと、良い行いを心がけることの大切さを説いたものと言えるでしょう。
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日本語のことわざの「自業自得」は、「自分の行いの報いは自分自身が受ける」という意味です。
「自業」は「自分の行い」という意味で、「自得」は「自分で得る」という意味です。
つまり、「自業自得」とは、自分の行動や言動の結果は、必ず自分自身に返ってくるということを意味しています。
日本語のことわざの「自業自得」と似た意味を持つ日本語のことわざとしては、以下のようなものが挙げられます。
「因果応報」
このことわざは、善い行いをすれば良い結果が得られ、悪い行いをすれば悪い結果が得られるという考え方を表したものです。「自業自得」とほぼ同じ意味です。
「身から出た錆」
このことわざは、自分の行いが原因で、自分に不利益な結果が生じることを意味します。「自業自得」とほぼ同じ意味です。
「自縄自縛」
このことわざは、自分の言動によって、自分で身動きが取れなくなることを意味します。「自業自得」と似た意味と言えるでしょう。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(211)Nothing is hard to a willing mind. 好きこそものの上手なれ
https://www.eionken.co.jp/note/willing-mind/
心に響く英語ことわざ(213)Clever hawks conceal their claws. 能ある鷹は爪を隠す
https://www.eionken.co.jp/note/clever-hawks/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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