- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.09.01

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(152) You’ve had eight years of practice. ずっと練習してきた
ずっと練習してきた
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「あなたは8年も練習してきた」です。
車椅子を使っている合唱部員の気持ちを理解するために、合唱部員全員で車椅子体験をした際に、初めて車椅子を使った部員が、何年も前から車椅子を使っている部員に対して語ったセリフです。
“You have had eight years~”と現在完了形で8年前から現在に至るまでずっと練習してきたから、あなたはすごく車椅子の操作ができるという気持ちを込めています。現在完了形の独特の時制観が表現されています。
“had eight years of practice”の“have”は日本人にはなかなか使えない表現です。「8年間の練習を持つ」から「8年間練習してきた」となるのは、日本人にとっては理解が難しいものがありますが、このような英語表現発想に慣れていきたいものです。
英語リスニングとしては、8年前から現在に至るまで長期間ずっと練習してきたという現在完了の時制が表す感情を理解したいものです。
英語スピーキングとしては、「過去から現在に至るまで」という気持ちを表すときに現在完了形の表現を使えるようにしたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード9)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(151)I got something for you. プレゼントを渡すときの前振り表現
https://www.eionken.co.jp/note/i-got-something-for-you/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(153)Being different made me stronger. 人と違うことをやる
https://www.eionken.co.jp/note/being-different-made-me-stronger/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。