- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(225)When one door shuts, another opens. 捨てる神あれば拾う神あり
When one door shuts, another opens.
直訳は「1 つのドアが閉まると、別のドアが開きます」で、似た意味の日本のことわざに「捨てる神あれば拾う神あり」があります。
このことわざは、人生において、何かを失ったり、失敗したりしても、必ず別のチャンスが訪れるということを表しています。
例えば、仕事で希望していた部署に配属されなかったとしても、別の部署で新たな才能を発揮できるかもしれません。また、恋愛で失恋しても、次に訪れる出会いでより幸せになれるかもしれません。
このことわざは、私たちに前向きな気持ちを与えてくれます。物事が思い通りにならなかったとしても、悲観する必要はありません。常に希望を持ち、次のチャンスに向けて努力し続ければ、必ず道は開けるということを教えてくれます。
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このことわざ“When one door shuts, another opens.”がそう言える理由
1.人生は常に変化している
人生は常に変化しており、何が起こるかは誰にもわかりません。ある目標を達成できなかったとしても、それは別の目標を達成するためのチャンスになるかもしれません。
2.失敗は成功のもと
失敗は決して悪いことではありません。失敗から学ぶことで、次に活かすことができます。
3.人には無限の可能性がある
人には無限の可能性があります。一つの道が閉ざされたとしても、別の道で成功できる可能性は十分にあります。
4.ポジティブな考え方
物事をポジティブに考えることで、新たなチャンスを見つけることができます。
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このことわざを裏付ける例
イギリスの作家、J・K・ローリングは、ハリー・ポッターシリーズの出版を12の出版社に断られました。しかし、13番目の出版社でようやく出版に漕ぎ着け、世界的なベストセラーとなりました。
アメリカの発明家、トーマス・エジソンは、電球を発明するまでに1万回以上の失敗を経験しました。しかし、彼は失敗を恐れずに挑戦し続けた結果、電球を発明することに成功しました。
これらの例からもわかるように、一つのドアが閉ざされても、諦めずに挑戦し続ければ、必ず別のドアが開くのです。
人生は常に変化しており、何が起こるかは誰にもわかりません。しかし、ポジティブな考え方を持って、常に前向きに進んでいけば、必ず良い方向へと導かれるということを、このことわざは教えてくれます。
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似た意味を持つ英語のことわざ
1.Every cloud has a silver lining.
直訳すると「どんな雲にも銀色の裏地がある」という意味です。どんな困難な状況にも、必ず良い面があるということを表しています。
2.It’s not over until the fat lady sings.
直訳すると「太った女性が歌うまで終わらない」という意味です。オペラでは、最後の場面で太った女性が歌うことが多いことから、このことわざが生まれました。これは、試合が終わるまで諦めてはいけないという意味です。
3.When the going gets tough, the tough get going.
直訳すると、「状況が厳しくなると、強い者はさらに強くなる」という意味です。これは、困難な状況に立ち向かう強さを表しています。
4.The best is yet to come.
直訳すると「最高のはまだこれからだ」という意味です。これは、未来は常に希望に満ちているということを表しています。
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「捨てる神あれば拾う神あり」の意味
自分を見捨ててくれる人がいる一方で、助けてくれる人もいる。
どんな状況でも、希望を捨てずに前向きに進んでいけば、必ず道は開ける。
このことわざは、仏教の「捨てる神あれば拾う神あり」という教えが由来と言われています。仏教では、人生は苦しみと喜びの繰り返しであり、どんな状況でも希望を捨てずに前向きに進んでいくことが大切だと説かれています。
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似た意味を持つ日本語のことわざ
1.沈む瀬あれば浮かぶ瀬もあり
人生は良い時と悪い時が交互に訪れる。
2.禍福は糾える縄の如し
禍と福は互いに結びついており、いつ入れ替わってもおかしくない。
3.人間万事塞翁が馬
悪い出来事のように見えて、実は良い結果につながることもある。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(224)Third time lucky. 三度目の正直
https://www.eionken.co.jp/note/third-time-lucky/
心に響く英語ことわざ(226)Better to ask the way than go astray. 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
https://www.eionken.co.jp/note/better-to-ask/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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