- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(228)He that will lie will steal. 嘘つきは泥棒の始まり
He that will lie will steal.
直訳は「嘘をつく者は盗むだろう」で、似た意味の日本のことわざに「嘘つきは泥棒の始まり」があります。
このことわざは、嘘をつく人は、そのうち盗みも働くようになるという戒めの言葉です。
このことわざは、嘘をつく人は、倫理的な感覚が麻痺して、次第に罪悪感を感じずに悪いことをするようになってしまうということです。嘘をつくことで、人を騙したり、利益を得たりすることが可能になるため、その快感に慣れてしまうと、さらに大きな利益を得るために盗みなどの犯罪に手を染めるようになるという危険性があるのです。
このことわざは、子供に正直さを教える際に用いられることが多く、嘘をつくことの重大性を伝える教訓として使われています。
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似た意味を持つ英語のことわざ
Once a liar, always a liar.
一度嘘をついたら、信用されなくなる
A liar is not to be believed even when he tells the truth.
嘘つきは真実を話しても信じてもらえない
Lies have short legs.
嘘は長く続かない
A thief is not to be trusted even when he swears.
盗人は誓いを立てても信用できない
Trust a liar and you’ll be sorry for it.
嘘つきを信じるといずれ後悔する
これらのことわざはすべて、嘘をつくことの悪影響を戒めています。嘘をつくことは信頼関係を損ない、信用を失うことにつながります。また、罪悪感を感じさせたり、人間関係を悪化させたりすることもあります。
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「嘘つきは泥棒の始まり」の意味
「嘘つきは泥棒の始まり」は、平気で嘘をつく人は、次第に悪いことを平気でするようになり、やがて盗みのような犯罪行為に手を染めるようになるという戒めの意味を持つことわざです。
嘘と盗みの共通点: 嘘も盗みも、他人を欺き、自分の利益を不正に得ようとする行為です。
道徳観の低下: 嘘をつくことに慣れると、罪悪感や倫理観が薄れ、盗みのようなより大きな悪事に手を染める可能性が高くなります。
小さな嘘の積み重ね: 小さな嘘でも、それが積み重なることで、信頼関係を損ない、大きな問題に発展する可能性があります。
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似た意味を持つ日本語のことわざ
嘘は万悪の基
意味:嘘はあらゆる悪事の始まりである。
嘘は誠の敵
意味:嘘は誠実さの敵であり、信頼関係を壊してしまう。
偽りは真実の仇
意味:偽りは真実を損ない、真実を覆い隠してしまう。
欺瞞は信用を失う
意味:人を欺くことは信頼を失うことになり、人間関係を破綻させる。
虚偽は罪悪を生む
意味:虚偽の情報は罪悪を生み出し、社会を混乱させる。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(227)Patience is a virtue. 石の上にも三年
https://www.eionken.co.jp/note/patience-is-a-virtue/
心に響く英語ことわざ(229)No pain, no gain. 虎穴に入らずんば虎子を得ず
https://www.eionken.co.jp/note/no-pain-no-gain/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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