- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.04.07

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(260)I could not have been more wrong. 大変間違っていたと悔いる気持ち
大変間違っていたと悔いる気持ち
“I could not have been more wrong.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
直訳としては「これ以上間違いであることができない」で、意味するところは「まったくもって間違いだった」です。
「これ以上間違いであることができない」ということは「現状で最大限、間違っている」ということで「大間違いである」ということを意味しています。
高校の合唱部の先生が、チアリーディング部の先生の指導方法を批判していたことが、間違いだったと話すシーンです。
“I could not have been”と現在完了形を使っていて、過去から現在に至るまでずっと間違いだったという時に流れも加えた表現となっています。
ちなみに似た表現で“I couldn’t agree more.”は「大賛成」、“I couldn’t disagree more. “は「大反対」を意味します。また“I couldn’t disagree less.”は「大賛成」と言う意味で、“I couldn’t agree less.”は「大反対」を意味します。
英語リスニングとしては、これまでずっと間違ってきたということを悔いる感情を感じ取りたいものです。
英語スピーキングとしては、これまでずっと間違えてきて申し訳なかったという気持ちの際に、この表現を使えるようにしたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード16)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(259)Have you lost your mind?「気でも狂ったの?」と怒る気持ち
https://www.eionken.co.jp/note/have-you-lost-your-mind/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(261) Beg your pardon? 相手の話が良く聞き取れなかったとき
https://www.eionken.co.jp/note/beg-your-pardon/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。