- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2022.12.08
更新日
2022.12.08
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(180) I thought maybe working on it would be a distraction from all the pressure that you’ve been under. 精神的な重圧
“under pressure”(精神的な重圧のもと)
“I thought maybe working on it would be a distraction from all the pressure that you’ve been under.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「多分、それに取り組むことはあなたが受けきたすべての重圧からの気晴らしになるだろうと思った」です。
想像妊娠だったにもかかわらず、夫婦仲を保つために妊娠していないことを夫である合唱部の先生に隠している奥さんが、夫が高校時代に気に入って乗っていた車の中古車を購入して、プレゼントしたシーンです。
“working on it”の“it”は、夫が中古車のパーツを新しいものに取り換える作業をして車をよみがえらせる作業のことを指しています。
“distraction”は「気を散らすこと、注意散漫」を意味したりしますが、このセリフの場合は「気晴らし、気分転換を図れるもの」を意味しています。発音は“distrǽkʃən”、音節は“dis・trac・tion”で3音節です。
“under pressure”は「物理的な圧力をかけて」の意味がありますが、このセリフの場合は「精神的な重圧をかけられて、追い詰められて」を意味しています。
“all the pressure that you have been under”と言う表現は、現在完了形ですが、夫である合唱部の先生が職場である学校での重圧から精神的に追い詰められていることが過去から現在に至るまでずっと続いて大変ですねという気持ちを表現しています。現在完了形と言う時制は奥深いものがあります。
英語リスニングとしては、夫が中古車のパーツを新しいものに取り換える作業をして車をよみがえらせる作業に没頭して欲しいと言う強い気持ちを汲み取りたいものです。
英語スピーキングとしては、“I thought / maybe working on it / would be a distraction / from all the pressure / that you’ve been under.” とスラッシュを入れたところの英単語の塊(chunk)ごとに言葉をつないで表現できるようになりたいものです。
(英文出典:glee:シーズン1エピソード11)
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