- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2023.06.17
更新日
2024.01.24
心に響く英語ことわざ(84)Ignorance of the law is no excuse for breaking it. 法律の無知はそれを破ってよい口実にはならない。
“Ignorance of the law is no excuse for breaking it.”
訳は「法律の無知はそれを破ってよい口実にはならない」です。
何の悪意もなく、何気なしにやった言動が、法律・条例に違反していると言われた時、「そんな法律・条例があるとは知らなかった。悪意でやったわけではないから自分は悪くない」と言いたくなるものです。
このことわざはそんな言い訳は利かないということを表しています。
これは単にことわざだけでなく、日本の刑法第38条第3項に次のような規定があり、ことわざと同様の内容を規定しています。
「法律を知らなかったとしても、そのことによって、罪を犯す意思がなかったとすることはできない」
人の物を盗むとか、人を傷つける行為をしてはいけないということは道徳的にも多くの人に明らかですが、特殊な経済法などは法の無知があり得ます。
何となく釈然として気分もありますが、これは法治国家としての根幹なのだと思います。
発展途上国などでは、各種の行政手続きが役人によって言う事が違うことが多く、どう振舞えば良いかが非常に判りづらいことが良くあります。このような状況は人知国家などと批判されます。
その意味で、法治国家をしっかり成り立たせるためには、立法府や行政府は、法律・条例の存在を国民にしっかり広報する義務があるでしょうし、国民としては何かの行動を起こすときは規制する法律がないかを調べる義務があるのだと思います。
“ignorance”は「無知、無学」などを意味し、発音は“ígnərəns”、音節は“ig・no・rance”です。
この場合の“excuse”は「弁解、言い訳」などを意味し、“I am tired of his excuses.”( 彼の言い訳は聞き飽きた)などの用例があります。発音は名詞の場合” ikskjúːs“、動詞の場合は”ikskjúːz“で、音節は”ex・cuse“です。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(83)If you want something done, ask a busy person. 何かしてもらいたければ忙しい人に頼むとよい。
https://www.eionken.co.jp/note/if-you-want-something-done-ask-a-busy-person/
心に響く英語ことわざ(85)It is a great point of wisdom to find out one’s own folly. 自分の愚行を知るのは知恵の利点である。
https://www.eionken.co.jp/note/it-is-a-great-point-of-wisdom-to-find-out-ones-own-folly/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
英音研noteページ
https://note.com/eionken