- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ1
公開日
2025.04.02
更新日
2025.08.29

心に響く英語ことわざ(164)The noblest vengeance is to forgive. 最も崇高な復讐は許すことだ。
“The noblest vengeance is to forgive.”
訳は「最も崇高な復讐は許すことだ」です。
わずか6文字のことわざですが、非常に重い言葉です。
自分が相手から甚大な被害を被ったとき、簡単に許すことなどできません。むしろ仕返しという復讐をしたくなると思います。
現実としてこのことわざを実行するのは非常に困難なケースはいくらでもあります。
・オレオレ詐欺にあって貴重な預金をだまし取られた。
・泥酔状態の飲酒運転の車と正面衝突して同乗の家族が大けがを負った。
・会社のお金の横領犯だと濡れ衣を着せられ、警察に逮捕された。
このような場合に甚大な被害をもたらした相手には、仕返しをしたい気持ちになるのが普通で、その逆の許すことは非常に困難となります。
このような重篤なケースでも許すことができるのは、お釈迦様のような大聖者くらいのような気がします。
我々凡人は、大聖者になることは非常に困難ですが、できる範囲で少しでも許すよう努力することは重要なのだと思います。
似たことわざに“Forgive and forget.” (許して忘れよ)があります。
“noble”は「気高い、高潔な、寛大な」などを意味し、発音は“nóubəl”、音節は “no・ble”です。
“vengeance”は「復讐、仕返し」などを意味し、発音は“véndʒəns”、音節は“venge・ance”です。
“Heaven’s vengeance is slow but sure.”(天罰は遅くとも必ず来る)などの用例があります。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(163)The more one has, the more one wants. 得られれば、更に欲しくなる。
https://www.eionken.co.jp/note/the-more-one-has-the-more-one-wants/
心に響く英語ことわざ(165)The pen is mightier than the sword. ペンは剣よりも強し
https://www.eionken.co.jp/note/the-pen-is-mightier-than-the-sword/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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