- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ1
公開日
2025.04.02
更新日
2025.08.29

心に響く英語ことわざ(166)The strength of the chain is the weakest link. くさりの丈夫さは一番弱い輪で決まる
“The strength of the chain is the weakest link.”
訳は「くさりの丈夫さは一番弱い輪で決まる」です。
言われてみれば、鎖の両端を強い力で引っ張った時、一番弱い輪のところが外れることになるので、このことわざの通りだと思います。
このことわざが示唆しているところは、弱点がパーフォーマンスのポイントになるので、そこを強化する必要があると言うことだと思います。
数学のテストで問題を解く能力には、その問題のテーマの理解度、その問題文を理解する力、その問題を計算する力などの総合力だと思います。
その1つでも弱点があると正解にたどり着くことが難しくなります。
例えば、その問題のテーマの理解度、その問題文を理解する力があっても、計算ミスを起こすと正解とはなりません。
そうなると、計算ミスの弱点を克服することが、数学のテストの得点力を増強するポイントとなります。
計算ミスがよく起きる場合、今後は気を付けようくらいでは克服はできません。
計算ミスを撲滅するためには、計算ミスが起きる原因を解明し、計算ミスの原因を除去する方法論を考え、実行することが必要になります。
ただし、計算ミスが起きる原因は、雑な性格に起因することが多く、ち密な性格に改善するには相当厳しい鍛錬が必要となります。
このことわざは極めて正しいポイント突いていますが、その弱点を克服するのは容易ではないと言えます。
とは言え、弱点が判ったなら、改善するための努力は必須です。
“strength”は「力、強さ」などを意味し、発音は“stréŋkθ”、1音節の単語です。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(165)The pen is mightier than the sword. ペンは剣よりも強し
https://www.eionken.co.jp/note/the-pen-is-mightier-than-the-sword/
心に響く英語ことわざ(167)There is kindness to be found everywhere. 渡る世間に鬼はなし
https://www.eionken.co.jp/note/there-is-kindness-to-be-found-everywhere/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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