- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(208)Time flies. 光陰矢の如し
Time flies.
直訳は「時が経つのは早い」で、似た意味の日本のことわざに「光陰矢の如し」があります。
「Time flies.」は、時間はあっという間に過ぎ去るという意味のことわざです。
このことわざは、高齢者が人生を振り返った時の実感のような気がします。
20歳代から40歳代くらいは気力・体力が充実していて、時間をたっぷり使って人生の目標に向かって頑張れますが、60歳代以降になると気力・体力が衰えて、若い頃のようには頑張れず、気力・体力が充実していた若い頃の時間は早く過ぎ去ってもう元には戻れないという感じなのだと思います。
そのため、気力・体力が充実している20歳代から40歳代くらいの年代に充実した人生を歩むべきと諭しているのだと思います。
時間の経過はいつも早く感じる訳ではありません。時の経過がとても遅く感じる時は多々あります。
退屈なとき、待ち合わせの相手が遅刻しているとき、渋滞に巻き込まれているときなどは時間がゆっくり流れてイライラしたりするものです。
逆に時間の経過が早く感じるときもあります。
1つは、楽しいときです。楽しいときは、時間があっという間に過ぎ去ったように感じます。これは、楽しいことに集中していると、時間の経過を意識する余裕がなくなるためです。また、楽しいときは、ドーパミンなどの快楽物質が分泌され、時間の経過を鈍感にする効果があると言われています。
2つ目は、忙しいときです。忙しいときは、常に何かに追われているような感覚があり、時間の経過を意識してしまいます。また、忙しいときは、物事を急いで処理しようとするため、じっくりと時間をかけて物事を楽しむ余裕がなくなるためです。
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似たことわざに以下のものがあります。
“The days are long, but the years are short.”
(日は長いが、年は短い)
このことわざもなぜそうなのかを理解するのが難しいですね。
1日1日は、朝から晩まで様々なことが起きて長く感じるが、過ぎ去った日々は過去のことになり、1年1年は短く感じられると言う感じでしょうか。
このことわざは1日1日は長く感じられるかもしれないが、しっかり過ごしましょう、1年経つのは早いですよということを諭している気がします。
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日本語のことわざの「光陰矢の如し」は、月日が過ぎ去るのが早いという意味のことわざです。
「光」は「日」、「陰」は「月」を意味し、「光陰」とすると、月日や年月の比喩表現として使われます。また、「矢の如し」は、「放った矢のように早いこと」を意味します。
このことわざは、時間はあっという間に過ぎ去ってしまうものであり、その貴重さに気づくべきであるということを教えてくれます。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(207)Nothing costs so much as what is given us. ただより高いものはない
https://www.eionken.co.jp/note/nothing-costs/
心に響く英語ことわざ(209)Two heads are better than one. 三人寄れば文殊の知恵
https://www.eionken.co.jp/note/two-heads/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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