- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2024.02.04
更新日
2024.04.10
心に響く英語ことわざ(208)Time flies. 光陰矢の如し
Time flies.
直訳は「時が経つのは早い」で、似た意味の日本のことわざに「光陰矢の如し」があります。
「Time flies.」は、時間はあっという間に過ぎ去るという意味のことわざです。
このことわざは、高齢者が人生を振り返った時の実感のような気がします。
20歳代から40歳代くらいは気力・体力が充実していて、時間をたっぷり使って人生の目標に向かって頑張れますが、60歳代以降になると気力・体力が衰えて、若い頃のようには頑張れず、気力・体力が充実していた若い頃の時間は早く過ぎ去ってもう元には戻れないという感じなのだと思います。
そのため、気力・体力が充実している20歳代から40歳代くらいの年代に充実した人生を歩むべきと諭しているのだと思います。
時間の経過はいつも早く感じる訳ではありません。時の経過がとても遅く感じる時は多々あります。
退屈なとき、待ち合わせの相手が遅刻しているとき、渋滞に巻き込まれているときなどは時間がゆっくり流れてイライラしたりするものです。
逆に時間の経過が早く感じるときもあります。
1つは、楽しいときです。楽しいときは、時間があっという間に過ぎ去ったように感じます。これは、楽しいことに集中していると、時間の経過を意識する余裕がなくなるためです。また、楽しいときは、ドーパミンなどの快楽物質が分泌され、時間の経過を鈍感にする効果があると言われています。
2つ目は、忙しいときです。忙しいときは、常に何かに追われているような感覚があり、時間の経過を意識してしまいます。また、忙しいときは、物事を急いで処理しようとするため、じっくりと時間をかけて物事を楽しむ余裕がなくなるためです。
***
似たことわざに以下のものがあります。
“The days are long, but the years are short.”
(日は長いが、年は短い)
このことわざもなぜそうなのかを理解するのが難しいですね。
1日1日は、朝から晩まで様々なことが起きて長く感じるが、過ぎ去った日々は過去のことになり、1年1年は短く感じられると言う感じでしょうか。
このことわざは1日1日は長く感じられるかもしれないが、しっかり過ごしましょう、1年経つのは早いですよということを諭している気がします。
***
日本語のことわざの「光陰矢の如し」は、月日が過ぎ去るのが早いという意味のことわざです。
「光」は「日」、「陰」は「月」を意味し、「光陰」とすると、月日や年月の比喩表現として使われます。また、「矢の如し」は、「放った矢のように早いこと」を意味します。
このことわざは、時間はあっという間に過ぎ去ってしまうものであり、その貴重さに気づくべきであるということを教えてくれます。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(207)Nothing costs so much as what is given us. ただより高いものはない
https://www.eionken.co.jp/note/nothing-costs/
心に響く英語ことわざ(209)Two heads are better than one. 三人寄れば文殊の知恵
https://www.eionken.co.jp/note/two-heads/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
英音研noteページ
https://note.com/eionken/