- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(209)Two heads are better than one. 三人寄れば文殊の知恵
Two heads are better than one.
直訳は「2つの頭は1つの頭よりも優れている」で、似た意味の日本のことわざに「三人寄れば文殊の知恵」があります。
このことわざは、複数の人が協力し合うことで、より良い結果を得ることができるということを表した言葉です。
例えば、仕事で何か問題を解決しようとするときには、複数の視点から考えることで、より良い解決策を見つけることができるでしょう。
また、アイデアを出すときにも、複数の人が協力することで、より斬新なアイデアが生まれるでしょう。
このことわざは、協働の重要性を説いたものと言えます。
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このことわざと似た英語のことわざには、以下のものがあります。
“Many hands make light work.”(多くの手は軽労を成す)
“United we stand, divided we fall.”(団結すれば立つ、分裂すれば倒れる)
これらのことわざも、複数の人が協力し合うことの重要性を説いたものです。
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協働の重要性を説いた英語のことわざとして、以下のものが挙げられます。
“Two minds think better than one.”(2つの心は1つの心よりもよく考える)
“Two heads are better than none.”(2つの頭は、1つの頭よりはよい)
これらのことわざも、複数の人が協力し合うことで、より良い結果を得ることができるということを表しています。
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このことわざと逆の意味を持つ英語のことわざとしては、以下のようなものが挙げられます。
“Too many cooks spoil the broth.”
(料理人は多すぎると、スープが台無しになる)
このことわざは、指揮する人が多すぎると、かえって物事がうまくいかなくなるということを表しています。
“Too many cooks in the kitchen.”
(台所には料理人が多すぎる)
このことわざも、「Too many cooks spoil the broth.」と同じ意味です。
このように、「Two heads are better than one.」と逆の意味を持つ英語のことわざは、指揮する人が多すぎると、かえって物事がうまくいかなくなるということを表すものと言えるでしょう。
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日本語のことわざの「三人寄れば文殊の知恵」は、「3人が集まって相談すれば、文殊菩薩のような良い知恵が出る」という意味です。
文殊菩薩は、仏教で知恵を司る菩薩です。
このことわざは、特別に頭の良い者でなくても、3人が集まって相談すれば、思いもよらなかったような良い知恵が浮かぶということを表しています。
例えば、仕事で何か問題を解決しようとするときには、3人の異なる視点から考えることで、より良い解決策を見つけることができるでしょう。
また、アイデアを出すときにも、3人が協力することで、より斬新なアイデアが生まれるでしょう。
このことわざは、協働の重要性を説いたものと言えます。
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「三人寄れば文殊の知恵」と逆の意味を持つことわざとしては、以下のようなものが挙げられます。
「船頭多くして船山に上る。」
このことわざは、指揮する人が多すぎると、かえって物事がうまくいかなくなるということを表しています。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(208)Time flies. 光陰矢の如し
https://www.eionken.co.jp/note/time-flies/
心に響く英語ことわざ(210)Names and natures often agree. 名は体を表す
https://www.eionken.co.jp/note/names-and-natures/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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