- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2023.06.25
更新日
2023.07.15
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(292)What’s the worst that can happen? 最悪、何が起こると言うのか?
最悪、何が起こると言うのか?
“What’s the worst that can happen?”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
直訳としては「起こり得ることで最悪なことは何か?」ですが、発言の意図としては「最悪、何が起こると言うのか?」「心配する事はない、やろう」で言いたいことを疑問文にした反語表現です。
元高校の合唱部員で、現在は自営業をしつつ、学校の評議員をしている男性が、合唱部はプロになれるかもというありえない夢を追求しているので、廃部にすべきと主張しています。そしてその評議員の男性が、合唱部員と直接話がしたいという主張に関して難色を示している合唱部の先生に対して校長が語ったセリフです。
“worst”は名詞で「最悪の事態、最も悪い人」などを意味しています。
“The worst he can tell you is no.”( 最悪、だめと言われるだけ。ダメでもとともとで言ってみれば)や”If the worst comes to the worst, you will be killed.”(最悪、殺されるかも)などの用例があります。
英語リスニングとしては、評議員の提案に難色を示す合唱部の先生にいらつく校長の気持ちを聞き取りたいものです。
英語スピーキングとして、難色を示す同僚などの背中を押したいときなどにこの表現ができるようになりたいものです。
(英文出典:glee:シーズン1エピソード19)