- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2023.01.22
更新日
2023.07.17
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(203)You can have my baby. ずっと慈しんで育ててもらいたいと願うと気持ち
ずっと慈しんで育ててもらいたいと願うと気持ち
“You can have her.” (You can have my baby.)
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「(生まれてくる女の)赤ちゃんをあげる」です。
妊娠している高校合唱部の女子部員が、生まれてくる女の赤ちゃんには立派な父親が必要だと考え、想像妊娠だったにもかかわらず、夫婦仲を保つために妊娠していないことを夫である合唱部の先生に隠している奥さんに、赤ちゃんが生まれたらその子を引き取ってもらうことを告げるシーンです。
“You can have her.” の“have”は日本人にはなかなか使えない表現です。「彼女を持つ」から「彼女をあげる」となるのは、日本人にとっては理解が難しいものがあります。
この場合、自分を主語にして“I can give her.”のように一時的な行為を示す表現ではなく、ずっと慈しんで育ててもらいたいと願うと気持ちを込めて“have her ( have my baby)”の表現をしていると考えられます。
また、“You”を主語とすることにより、相手が主体的に養育するという意思も示しています。
英語リスニングとしては、相手にずっと慈しんで育ててもらいたいという気持ちを汲み取りたいものです。
英語スピーキングとしては、ずっと大事にしてもらうという気持ちを込める場合、このセリフのような“have”を使って表現ができるようにしたいものです。
(英文出典:glee:シーズン1エピソード11)
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