- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2022.11.17
更新日
2022.11.17
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(161) You have no business messing up that girl’s life more than you already have. あなたが関与する事柄でない
“You have no business”(あなたが関与する事柄でない)
“You have no business messing up that girl’s life more than you already have.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「あなたがこれまでしてきたように彼女の人生を台無しにしてはいけない」です。
高校の合唱部の女子部員をトラブルに巻き込んだ原因を作った男子部員に対して、合唱部の同級生が語ったセリフです。
“business“は「商取引」などを意味することが多いですが、このセリフなお場合は「(個人的な)事柄」で”It’s none of your business.“(あなたには関係ないでしょう。)はよく聞かれるセリフです。
“You have no business”の“have”は日本人にはなかなか使えない表現です。「あなたはその事柄を持たない」から「あなたが関与する事柄でない」となるのは、日本人にとっては理解が難しいものがありますが、このような英語表現発想に慣れていきたいものです。
“mess up”は「散らかす、めちゃくちゃにする、台無しにする」などを意味します。
“you already have”は“you already have messed up~”を意味していて、この“have”は現在完了形の時制を示しています。あなたが過去からこれまでに至るまでずっと、彼女の人生を台無しにしてきたという感情を表現しています。現在完了形と言う時制は奥深いものがあります。
英語リスニングとしては、トラブルの原因を作った合唱部員にもうあの人に関わらないでという強い思いを汲み取りたいものです。語数が多いので、語順通りに聞き取れるようにしたいものです。
英語スピーキングとしては、“You have no business / messing up that girl’s life / more than you already have.” とスラッシュを入れたところの英単語の塊(chunk)ごとに言葉をつないで表現できるようになりたいものです。
(英文出典:glee:シーズン1エピソード10)
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