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公開日
2025.04.04
更新日
2025.04.07

海外映画・ドラマで学ぶ英単語・英熟語 (91) Neil Sedaka-thon:ニール・セダカの(チケットを取るための)長時間の試み
“Boy Meets World”という米国で1993年から2000年までテレビ放映されたシチュエーション・コメディ(シットコム)からのセリフです。全7シーズン158話で主人公の男の子の小学校から大学までの間の成長を描いたドラマです。米国の家庭や学校生活の状況を楽しむことができます。
I’m sorry I couldn’t get tickets for the Neil Sedaka-thon.
訳は「(歌手の)ニール・セダカのチケットを取るための長時間の試みが実らず残念です。」です。
“-thon”は、英語の接尾辞の1つで、一般的にマラソンや長時間の取り組みを意味する合成語の語尾として使用されます。
この接尾辞は、元々は「marathon(マラソン)」という言葉から派生しています。
一般的には、-thonがついた単語は、慈善活動、競技、募金、イベントなど、長時間続く活動や取り組みを表すことが多く、参加者が長時間続けることが求められる活動を指します。
以下のような英単語例があります。
「walkathon(ウォークマラソン)」
「danceathon(ダンスマラソン)」
「telethon(テレビ放送の募金マラソン)」
「hackathon(ハッカソン)」
などがあります。
以下のような用例があります。
I’m participating in a danceathon to raise money for cancer research.
(私はがん研究のためのダンスマラソンに参加しています。)
The company is organizing a hackathon to encourage innovation among its employees.
(その会社は従業員の創造性を促進するために、ハッカソンを開催しています。)
My school is holding a readathon to promote literacy and a love for reading.
(私の学校では、読書マラソンを開催して、リテラシーと読書への愛を促進しています。)
“-thon”は、「marathon(マラソン)」という言葉から派生だと知ると、すぐに意味を覚えられますね。

(英文出典:Boy Meets World:シーズン1 エピソード4)
この記事もご覧ください。
海外映画・ドラマで学ぶ英単語・英熟語 (90) creep:キモい奴
https://www.eionken.co.jp/note/creep/
海外映画・ドラマで学ぶ英単語・英熟語 (91) Neil Sedaka-thon:ニール・セダカの(チケットを取るための)長時間の試み
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映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(1)Your resentment is delicious. 怒りを含んだ皮肉な表現
https://www.eionken.co.jp/note/your-resentment-is-delicious/
心に響く英語ことわざ(1)A bad carpenter quarrels with his tools. 下手の道具調べ
https://www.eionken.co.jp/note/a-bad-carpenter-quarrels-with-his-tools/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。