- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.04

心に響く英語ことわざ(230)There is no time like the present. 思い立ったが吉日
There is no time like the present.
直訳は「現在に勝る時はない」で、似た意味の日本のことわざに「思い立ったが吉日」があります。
このことわざは、「今この瞬間こそが行動を起こすのに最適な時であり、先延ばしにせずに行動すべき」という教訓を表しています。
“There is no time like the present.”と言える理由
未来は不確実である
未来は誰にも予測できません。明日も同じように過ごせるという保証はどこにもありません。今この瞬間を逃してしまうと、二度とチャンスが訪れない可能性もあるのです。
時間は有限である
時間は誰にとっても平等に流れていきます。そして、時間は有限であり、一度失った時間は二度と取り戻すことはできません。だからこそ、今という貴重な時間を有効活用することが大切なのです。
行動することで未来を変えることができる
何もしなければ、何も変わりません。しかし、行動を起こすことで、未来を変えることができます。たとえ小さな一歩でも、今行動を起こすことで、より良い未来へと繋げることができるのです。
これらの理由から、“There is no time like the present.”ということわざは、未来への不安や恐怖を乗り越え、今この瞬間を大切にして行動することの重要性を教えてくれているのです。
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似た意味を持つ英語のことわざ
Procrastination is the thief of time.
直訳すると「先延ばしは時間の泥棒」という意味です。行動を先延ばしにしていると、時間がどんどん過ぎていき、何も成し遂げることができなくなるという警告を表しています。
Strike while the iron is hot.
直訳すると「鉄は熱いうちに打て」という意味です。チャンスが訪れた時すぐに抓住という教訓を表しています。
Make hay while the sun shines.
直訳すると「日が照っているうちに干し草を作れ」という意味です。良い機会を逃さずに、積極的に行動することの重要性を説いています。
Never put off until tomorrow what you can do today.
直訳すると「今日できることは今日中に」という意味です。先延ばしにせず、今すぐ行動することを促しています。
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ことわざ「思い立ったが吉日」の意味
このことわざは「何かをしようという気持ちが生まれたら、その日が良い日と思ってすぐに実行に移すべき」という意味です。
「吉日」とは、暦の上で縁起の良い日という意味ですが、このことわざでは、「良い日」よりも「行動を起こすタイミング」を重視しています。
つまり、良い日を選んで行動するよりも、今この瞬間に行動を起こす方が大切という教訓を表しています。
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似た意味を持つ日本語のことわざ
旨い物は宵に食え
このことわざは、「おいしいものは、夜になる前に食べてしまった方がよい」という意味です。
思い立つ日に人神なし
このことわざは、「何かをしようと思い立った日に、神様もそれを後押ししてくれる」という意味です。
今日なし得ることは明日に延ばすな
このことわざは、「今日できることは、明日に延ばさない方がよい」という意味です。
今日の一針、明日の十針
このことわざは、「今日小さな問題を解決しておけば、明日は大きな問題にならずに済む」という意味です。これは、「先延ばしにすると問題が大きくなる」という警告を表しています。
好機逸すべからず
このことわざは、「良い機会を逃してはいけない」という意味です。
善は急げ
このことわざは、「良いことは、すぐに実行する方がよい」という意味です。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(229)No pain, no gain. 虎穴に入らずんば虎子を得ず
https://www.eionken.co.jp/note/no-pain-no-gain/
心に響く英語ことわざ(231)Bad news travels fast. 悪事千里を走る
https://www.eionken.co.jp/note/bad-news-travels-fast/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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