- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 205. 心に響く英語ことわざ1
公開日
2025.04.02
更新日
2025.08.30

心に響く英語ことわざ(195)Wise men learn by other men’s mistakes; fools by their own. 他山の石(たざんのいし)
“Wise men learn by other men’s mistakes; fools by their own.”
訳は「賢者は他人の過ちから学び、愚者は自分の過ちから学ぶ」(他山の石(たざんのいし))です。
このことわざの後半の「愚者は自分の過ちから学ぶ」ですが、自ら間違ったことをしたときは、自分の体験として強く残るので、その間違いを今後は気をつけることができると言う意味合いです。
しかし、実際にはこれすらできない人が圧倒的に多いと思います。
自ら間違ったことをしたとき、多くの人は「今後、こういうことは気をつけて間違わないようにしよう」とまでは考えます。
しかし、間違いはたいていの場合、雑な性格など根深いものが起因していることも多く、「気をつけましょう」と考えてくらいでは、今後似た状況になった時、正しくできないことの方が多いと思います。
本当に、今後正しくできるようにするには、雑な性格をち密な性格に改善するなどというかなり厳しい修練が必要になります。
このことわざの前半の「賢者は他人の過ちから学ぶ」ですが、これはこのことわざの通り、普通ではなかなかできません。
自分の間違った体験からすら学習ができないのですから、他人の間違いから学習するのは並大抵ではありません。
他人の間違いは、多くの人にとって所詮他人事で、自分には関係ない事なのです。
だからこそ、他人の間違いから学習できる人は賢者なのだと思います。
似た日本のことわざに「他山の石(たざんのいし)」があります。
「他人のつまらない言行、誤りや失敗なども、自分を磨く助けとなる」と言う意味です。
この記事もご覧ください。
心に響く英語ことわざ(194)Who keeps company with the wolf will learn to howl. 朱に交われば赤くなる
https://www.eionken.co.jp/note/who-keeps-company-with-the-wolf-will-learn-to-howl/
心に響く英語ことわざ(196)Wise men need not blush for changing their purposes. 臨機応変
https://www.eionken.co.jp/note/wise-men-need-not-blush-for-changing-their-purposes/
英語リスニング脳構築のポイント「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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